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 巨乳アイドルから実力派女優に成長した小池栄子が、知人を通じてエイベックスに移籍の希望を打診。しかし、エイベックスから断られていたことが、大手プロの幹部からの情報で明らかになった。

 小池の所属する「イエローキャブ」は“巨乳ブーム”の仕掛け人と呼ばれていた野田義治氏が設立した芸能プロで、マスコミは野田氏を“名物社長”と呼んでもてはやしていたが、筆者には細川ふみえらを薄給で使う、あこぎなプロダクションの親父というイメージしかない。

 野田氏は2004年に、親会社である「スタッフ東京」に無断で、野田氏自身とタレントに対して新株を発行したことから裁判沙汰になって、社長の座を追われた。主要な所属タレントだった雛形あきこやMEGUMIらは野田氏の新しい事務所「サンズエンタテインメント」に移籍したが、小池とサトエリこと佐藤江梨子は、グラビアアイドル時代に野田氏に薄給で働かされたことがトラウマになったのか、イエローキャブに留まった。

 ところが、そのイエローキャブも実質的オーナーであり、石川県でパチンコ業を経営するA氏と経営陣との間に亀裂が生じて、スポンサーのA氏が手を引いてしまったことで、約3年前から経営が悪化。事務所も赤坂にあったA氏の持ちビルから、青山の手狭な場所に引っ越して、腕利きのマネジャーたちも辞めていったために、小池とサトエリは親しい芸能関係者に「どこか、いいところないですか?」と移籍先を探し始めた。

 その後、イエローキャブに野田氏が復帰し、再建に乗り出すというウワサが流れたことで、同氏と肌が合わない2人の移籍話は信憑性を増した。

その一方で、元オーナーのA氏が元横綱・朝青龍のために新事務所を設立。この事務所には昨年の8月に大手プロ「バーニングプロダクション」との金銭トラブルがキッカケで独立した松方弘樹も所属しているという。

 小池やサトエリの、この事務所への移籍話も流れているが、筆者は大手プロ幹部から、小池が知人の芸能関係者を通じてエイベックスに移籍の希望を打診したという情報を得た。エイベックス・マネジメントは、小雪高岡早紀、それに沢尻エリカと業務提携するなど、芸能プロとしても急成長。テレビや映画界にも顔が利く事務所だけに、小池の目の付け所は良かった。しかし、肝心のエイベックスが乗り気ではなかったようだ。

 小池自身に問題はないが、これまでの事務所に問題が多かったことから、もし移籍なんてことになったら、事務所関係者が間に入ってトラブルに発展しかねない。それが理由で小池を避けたのかもしれない。皮肉にも、小池には肌が合わない野田氏の色が付きすぎたのかもしれない。気の毒な話だ。
(文=本多


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