元ハンセン病患者が語る激動の半生とジブリ作品に込められた宮崎駿の想い

       


「ハンセン病というだけで、これまで罪人のような目で見られてきました。古来より禍々しい病気として敬遠され、仏教の教えでも、過去には『前世で悪いことをしたからハンセン病になった』と伝えられていたんです」

 とくに身体が変形してしまう症状が人々に恐れられ、ハンセン病は特別な偏見の目で見られてきた。


■「ハンセン病の大ボス」御用学者の影響力

 ハンセン病の特効薬である「プロミン」は1943年に開発された。日本でも、1949年に使用が開始され、不治の病ではなくなっている。では、いったいなぜハンセン病の問題は50年にわたって放置されてしまったのだろうか? そこには、ある学者の影があるという。

「光田健輔(1876~1964年)という学者が、日本のハンセン病治療にとても大きな影響力を持っていたんです。彼が強制隔離政策や優生政策(患者に対する断種・不妊手術)を推進しました。さらに、彼の弟子にあたる人々が各地の療養所の所長などの立場になり、ハンセン病治療の現場を牛耳ってきた。光田先生が亡くなり、彼の影響力が弱まってから、ようやく隔離政策をはじめとするハンセン病治療に対する議論が活発になったんです。彼は、まさにハンセン病の大ボスのような存在ですね」

 冗談めかして語る佐川氏だが、その眼光は鋭い。

 現在では、らい予防法は廃止され、ハンセン病国家賠償請求訴訟にも勝訴、社会の無理解から解放されたハンセン病患者や元患者たち。メディアにその名前が登場することもなく、ハンセン病はすでに“終わった”病気であるとされている。そんな認識に対してもまた、佐川氏は深いため息をつく。


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「元ハンセン病患者が語る激動の半生とジブリ作品に込められた宮崎駿の想い」の みんなの反応 4
  • ごみ 通報

    この記事ってよくランキングに乗るけどそんなに需要な内容かな? 単なる、マクロ操作か何かの標的になっているだけの気もするけどねぇ。

    4
  • 匿名さん 通報

    ハンセン病患者や弱者への優生手術は人権侵害意外の何者でもない。現在に於いても尚、高出力レーザー攻撃等で故意に臓器を傷付けるCCW違反の防衛省、警察、地裁等の法曹が存在する。

    4
  • 匿名さん 通報

    現在の日本の優生政策は陰険でキューバのアメリカ大使館等より酷い人体実験が公然と実行されており、レーザー攻撃、音響兵器攻撃、暗殺が繰り返し行使されている。防衛省、警察、公安調査庁等CCW違反が酷い。

    3
  • 匿名さん 通報

    偏見はとてもいけない

    1
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2012年3月28日の社会記事

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