タレントのスギちゃん(本名・杉山英司)が1日、テレビ朝日の特別番組の収録で胸椎破裂骨折の重傷を負った。同局によると、スギちゃんは番組企画で飛び込みに挑戦。

千葉県習志野市の千葉国際総合水泳場で高さ10メートルの飛び込み台からプールに飛び込んだ際に、胸椎を骨折した。

 ただちに病院に搬送されて入院したが、全治3カ月と診断されたという。同局広報部は「安全には細心の注意を払っておりましたが、結果として杉山さんがケガを負われたことについて、大変申し訳なく思っております。深くお詫びするとともに1日も早い回復をお祈り申し上げます。状況をよく調査した上で、再発防止策を徹底してまいります」とコメント。大ブレーク中だっただけに、本人や事務所はケガ以上に“イタい”。

「今月もまだ100本ほど仕事が入っていて、来月も大学の学園祭の出演オファーが10本近く届いていた。億単位の損害は確実です」(事務所関係者)

 一部夕刊スポーツ紙では、年内の復帰は絶望的で、事務所サイドがテレ朝に事故で失った総額3億円近いギャラの補填を要請すると報じられた。だが、テレビ関係者は「それはありえないでしょう」と一蹴。続けて「プロダクションとテレビ局は、持ちつ持たれつ。見舞金と治療費くらいは出しますが、多額の賠償金を支払ったケースなんて聞いたことがない。逆のパターンですが、昨年、島田紳助さんが突然引退を発表した時も、テレビ局は吉本興業に多額の賠償金を求めなかった」と話す。

 紳助の場合だと、吉本芸人がいつもより安価なギャラで番組に出演し、“赤字分”を補填したという。

「スギちゃんの時も同じでしょう。同じサンミュージックの所属タレントを、テレ朝が“優遇”することになるのでは? スギちゃんが復帰した暁には、スペシャル番組やレギュラー番組の1本でも持たせるでしょう」(前出テレビ関係者)

 スギちゃんの1日も早い復帰を祈るばかりだ。