タレントのヒロミが2日、出演したイベントで、現在活動休止中の「B21スペシャル」を復活させたいと語った。今年に入って約10年ぶりに芸能活動を再開したヒロミだが、B21スペシャルまで活動再開となると、少し勝手が違いそうだ。



「タレントの有吉弘行や坂上忍らが毒舌タレントとして活躍しているのを見て、自分もまた出られるかもしれないと思ったそうですが、再ブレークまで苦渋を味わった経験がある有吉や40年以上の芸歴を誇る坂上と違って、ヒロミの言動には洞察力や含蓄がない。今は一時の珍しさで受けていますが、いずれはまた飽きられてしまうのでは。B21スペシャルの復活だなんて、まるで夢物語ですよ」(芸能ライター)

 B21スペシャルは、ヒロミがデビット伊東、ミスターちんと1986年に結成したお笑いトリオ。デビット伊東のルックスのよさも手伝い、一時はその人気も絶頂を極めたが、90年代に入って次第にフェードアウト。現在ではデビット伊東がラーメン店を経営しながら俳優、ミスターちんは情報番組でのリポーターといった具合に、メンバーそれぞれがソロ活動を行っている。

「80年代後半の“お笑い第三世代ブーム”に乗り、ダウンタウンウッチャンナンチャンらとともに絶大な人気を誇っていました。
しかし、良くも悪くも“ショーパブ芸”を標榜したB21は、次第にダウンタウンやウッチャンナンチャンとの差を広げられていきました。仮に復活を果たしたとしても、往年のファン向けのライブを開催するなど、テレビ以外での活動が主だったものになるでしょうね」(同)

 番組スタッフと揉めて芸能界を干され、長らく“引退状態”にあったヒロミだが、あまり調子に乗っていると、再び総スカンを暗いかねないだろう。