芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
今年こそ“キャスター復活の年”と意気込んだはずの、みのもんた。一部では、4月から情報番組のキャスターに復帰するのではないかとウワサされていたが、古巣のTBSの番組にも、本命といわれたフジテレビの午後の情報番組にも、キャスターとしてはリストアップされていないことが明らかになった。
某民放関係者は「少なくとも、12月初めころまでは、この2局でキャスターをすることが内定という情報が流れていたんです。ところが、同月中旬以降も話は具体化せず、今年に入ってからは名前すら聞かなくなった。12月半ばに出版した『敗者の報道』(TAC出版)の影響が大きかったんだと思いますよ」という。
昨年10月、都内のホテルで「古希の祝い」のパーティーを開催したみの。パーティーには政財界人をはじめ、各界の著名人ら1,000人が出席。発起人には、芸能界の重鎮である田辺エージェンシーの田邊昭知社長やイザワオフィスの井澤健社長。それに、“芸能界のドン”と呼ばれているバーニングプロダクションの周防郁雄社長らが名前を連ねたこともあって、各テレビ局の役員クラスもずらりと顔をそろえた。
中でも目立ったのは、フジテレビの亀山千広社長。彼が出席したことで、4月から“打倒ミヤネ屋”を掲げてスタートする同局の昼すぎの情報番組の司会に、みのの名前が浮上。その後、みのが『SMAP×SMAP』にゲスト出演したため、内定情報が流れた。
ところが、新番組のメインMCには安藤優子と高橋克実、泉ピン子らが内定。みのの名前は一向に聞こえてこない。
みのは、第一次安倍内閣時から安倍晋三総理と会食をするほど仲のいい友人関係だったことは知られているが、『敗者の報道』では、安倍総理に敵対するかのように護憲派をうたい、集団的自衛権にも秘密保護法にも反対。さらに、「ジャーナリストとしての立場」として、原発の再稼働にも反対するという主張をしている。
しかも、不祥事を起こした次男の日本テレビへのコネ入社を、同著で認めている。筆者も含めて、マスコミ関係者は、みのをジャーナリストだと考えたことはないと思うが、もし今、情報番組にみのを起用したら、何を言いだすかわからない。ただでさえ、放言癖があるみの。特に現体制におもねりたいテレビ局としては、みの起用は大きなリスクを伴う。