14日に公開された、天童荒太氏の直木賞受賞作品を映画化した映画『悼む人』が、大コケしてしまった。
公開2日間の興収ランキングでは初登場で8位に登場するも、184スクリーンの公開で興収は約6,000万円。
「『悼む人』は、プロモーションにかなり力を入れ、原作者の天童氏もイベントに出席してPRするなど、売り込みに必死だった。しかし、どの年齢層をターゲットにしているかなど、配給の東映のPR戦略はイマイチ。暗い話なので、集客できる要素がなく、全国の劇場では公開数日で早くも閑古鳥が鳴いている状態。このままだと、興収は3億円にも届かないぐらいだろう。同じ日に公開された『テラスハウス クロージング・ドア』は、興収ランキングが初登場1位で翌週は2位だったが、テレビ版での知名度があり、若者の支持が高く、何も考えずに見られるので集客力がある」(映画ライター)
『悼む人』では女優の石田ゆり子が、主人公の高良健吾、殺害した夫役の井浦新を相手にした濡れ場を披露。前評判が高く、男性の集客に結び付くかと思われていたようだが、見事な期待外れだったというのだ。
「石田といえば、20代のころは主演ドラマ『不機嫌な果実』(TBS系)で、渡辺いっけいや岡本健一を相手にエロエロな濡れ場を披露しただけに、期待が高まっていた。ところが、井浦とはベッドで、高良とは“野外プレー”に挑んだものの、井浦の形のいいお尻などバックショットばかりが映し出されて、裸にもかかわらず肝心の石田の肌は見えず。高良との絡みでは、ほとんど石田の肌の露出はなかった。聞くところによると、年齢による体形の変化や肌の劣化を石田サイドが気にしすぎて、さまざまなNGを突きつけてきたというが、“熟女ブーム”の世の中だけに、石田にはもっと思いっきりやってほしかった」(映画業界関係者)
石田は、あるインタビューで映画の濡れ場を振り返り「本当はもっとやらなければいけないと思ってます」「今の自分にできる限界があそこ」と語っていたが、映画が大コケしてしまっただけに、女優としての悔しさを募らせているに違いない。