元AV女優でタレントの麻美ゆまが5月20日、7年ぶりとなるソロシングル「Re Start ~明日へ~」(ポニーキャニオン)をリリースした。同日には都内で記者発表会を開き、その模様が多くのメディアで取り上げられている。



 アイドルグループ・恵比寿マスカッツとしても活躍していた麻美。2013年に卵巣境界悪性腫瘍により卵巣と子宮を全摘出し、その闘病生活を心配する声も多かったが、現在は経過良好で定期健診のみだという。記者発表会では“新たなフィールドに進む”という気持ちを込めて自ら作詞作曲した楽曲を、ギターを弾きながら熱唱。伸びやかな歌声を会場に響かせた。発表会終盤には、麻美の憧れの人である氣志團・綾小路翔からメッセージが届き、涙を見せる場面もあった。

 麻美以外にも、歌手活動をするAV女優・元AV女優が増えている。
今年だけでも希島あいり希美まゆ吉沢明歩、明日花キララ、白石茉莉奈、天使もえなどがCDデビューを果たした。また、AV女優専門のインディーズレーベル「Milky Pop Generation」の動きも活発で、7月にはライブイベントが予定されている。

 デビューラッシュの背景には、「現役AV女優の場合は、歌手活動をさせることで本業へのモチベーションを高める意味合いがある」(アダルト業界関係者)とのことだが、音楽業界としても望ましい人材のようだ。その理由について、レコード会社関係者はこう話す。

「彼女たちはイベントやライブの集客力があるため、CD以外のビジネスを模索する昨今の音楽界にもマッチしているんです。金銭力のあるファンも多く、例えば川上奈々美は、クラウドファンディングでCDデビュー資金100万円の支援を募って成功させている。
握手会や撮影会において、腕を組んだり胸が当たるほど寄り添ったりとアイドル以上に接触できる子も多いですし、CDと一緒にAVも売れるというメリットもある。今後、歌手デビューはますます増えていくでしょう」

 19日に結婚を発表したみひろを筆頭に、女優やタレントとして活躍する元AV女優が増え始め、職業に対する偏見のまなざしは徐々に薄まりつつある。現状では歌手で成功を収めたといえるケースは少ないが、いつかフェスなどに出演する姿が見られるかもしれない。「まずは、ワンマンライブの開催が目標」だと話す麻美の歌手人生を見守りたい。
(文=友沢なな)