低視聴率が騒がれて久しい、TOKIO・国分太一司会の『白熱ライブ ビビット』(TBS系)。大幅なテコ入れなのか、11日放送回では朝には不釣り合いな特集が放送されて物議を醸している。
時刻は午前9時3分。画面には粘膜のこすれ合う音が響き渡り、今にも服を脱ぎだしそうという男女が絡み合う映像が。このVTRを見ている出演者たちがワイプで抜かれるも、みなその表情には困惑の色を隠せない。
月曜コメンテーターのオアシズ・大久保佳代子がVTR出演し「上目使いがかわいい。たまんないんですよ」とAV男優・一徹の魅力を語るも、出演者たちはピンとこない様子。また、今まで女性向けセクシービデオを見たことのない一般の主婦たちを集めて鑑賞会を開催し、その様子も放送されたのだが、どぎまぎ顔の主婦とともにセクシービデオの映像が流れ、しかもそれが結構な長尺。それが公共の電波に乗っかっているとなると、もういったいどんな顔して見ればいいかわからなくなることは想像に難くない。出演者たちは総じて「何コレー!」と茶化すような笑いでその場をやり過ごそうと必死であった。
ネットでの反応は「放送するには12時間早い」「18禁の映像流していいの?」「病院の待合室で流れてて、いたたまれなかった」などの批判が殺到。
ネットでは「朝からセクシービデオに違和感を覚えるのは激しく同意するが、この時代錯誤な発言の方がもっと不愉快」と二次炎上の騒ぎに。コーナーの切り替え時、司会の真矢ミキが呆れたようなシレっとした表情で進行し、スタッフからも笑いが漏れたことからもわかるように、『ビビット』の女性向けセクシービデオ特集はおふざけがすぎたよう。
最後まで視聴者である主婦にも取材対象にも失礼な、テレビ業界のゴーマンさを感じる企画であった。