信念や覚悟など何もないのかと、ネット上では非難の大合唱だ。

 タレントの清水圭が、サッカー日本代表FW本田圭佑を自身のブログで批判し、バッシングの末に批判部分を削除したことが大きく取り上げられている。



 今月6日のスポーツ紙に掲載された、2009年のオランダ戦でのFKキッカーをめぐる、本田と当時日本のエースだった中村俊輔の衝突に関する記事から話は始まる。本田は中村の方がFKはうまかったと敬意を示した上で、「あの時は蹴りたかったから主張した」と当時を振り返ったようだ。

 サッカーファンの間では、未だに当時の動画が残るほど有名なエピソードであるが、この一件に噛み付いたのが、なぜか清水圭だったのだ。

 清水は「実際はそんなキレイ事ではおまへん」と6日のブログでこの話題に噛み付いた上、「本田選手が中村選手に吐いた『ありえないセリフ』をワタシは知ってまんねん」と、本田が中村に発した別の言葉があると語った。さらに「絶対言うべきではない『捨てゼリフ』」「ありえへん一言」と、鬼の首をとったがごとくまくしたて、「『敬意』なんてカケラも感じまへん」と続けた。

 中村と交流のある自分しか知らない情報があると語り、勇者がごとく本田を批判した清水。しかし、清水は8日に本田批判をしたブログの文章を削除し、「本田選手の件 削除します エライすんまへん」と謝罪した。

 ブログを出した当初はこの発言に賛否両論だったのだが、清水が文章を削除した瞬間にネット上では怒りのコメントが相次いだ。「消すぐらいなら書くな」「えらいすんまへんて、謝ってねーのと一緒だろ」「又聞きでえらそうなこといいやがって」「世界で一番ださい男」と辛らつすぎるほどのコメントがズラリと並んでいる。

「無関係な横やりもいいところな上に、清水はもともと視聴者やネットユーザーに好かれるタイプではありませんからね……。この反応も当然でしょう。勇猛果敢に本田というスターを攻めたのに、批判されたらあっさり削除。
清水の覚悟のなさ、底の浅さが浮き彫りになりました」(芸能記者)

 それにしても、なぜわざわざこんな発言をしたのか。サッカー界の人間ではない清水が発言すれば、批判がくることなど簡単にわかるものだが……。

「近年の清水は、地上波のテレビ番組にほとんど出演していません。所ジョージなど大物に取り入ることで生き残ってきた典型的な例でしたが、それだけで出演番組をキープできるほど世の中甘くはないですよ。今回の騒動で『清水圭』の名前がまた世の中の表舞台に出てはきましたが、マイナスイメージをさらに強めただけでしたね。炎上商法も不発です(笑)」(同)

 かつては何本ものレギュラー番組を保持し、お茶の間に定着していた清水圭。しかし、もし再起をかけた行動が“サッカー裏話”の炎上狙いだとしたら、なんとも芸がない。やはり、大物タレントの後にまとわりつく“寄生虫”に過ぎなかったのか。

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