中山美穂が、とんだ“薬物疑惑”に見舞われた。人生初の朗読劇を見た観客が、その様子をメールしたところ、誤って雑誌編集者に伝わってしまったのだ。



「声や指が震えてて○薬物中毒じゃ。目の下にクマがあって常習者か」(原文ママ)

 観客男性は「まるで薬物中毒者」と伝えようとしたところ、誤って「○薬物中毒じゃ」になってしまい、「常習者か」の後には冗談めいたことを示す絵文字を入れたが、相手がパソコンでこのメールを開いたために絵文字は表示されず、受け取った実話誌の編集者が、親しい芸能ライターに「中山美穂の様子が、かなりおかしいらしい。薬物中毒者と同じ症状で、顔も目にクマがあって、まさにそれっぽいらしい」と伝達。一部で、中山の薬物疑惑が瞬間的に持ち上がってしまったのだ。

 中山は10月10日から12日までの3日間、都内で行われた吉田照美の企画による朗読劇『HAKUTO~白兎~』に出演。同作は男性役を吉田が演じ、女性役を中山と中村メイコが6公演を3公演ずつ交互に担当した。ただ、朗読劇のファンからは中山人気は低く、わずか380席ほどの小劇場での開催にもかかわらず、ネットオークションで中山の回だけ値崩れしたチケットが出回り、定価7,500円のところ1,000円での落札もあったほど。当日は空席があった。

 実際、朗読の出来も、絵本の朗読などが高評価の中村はネット上でも評判が良かったのに対し、中山の方はセクシードレスこそ「きれいだった」という声が続出していたものの、肝心の“声”は一部から「ずっと震えていた」とか「セリフを言い間違えたり、つっかえたところも多々あった」といった批判が上がっていた。

 そんな中山の不出来な様子を表現する例えで、薬物中毒という言葉が出ただけだったのだが、前出の実話誌の編集者がこれを誤解してしまったのには理由があったという。

「辻仁成と離婚した直後、ミポリンがTwitterでおかしな言動をしていたことがあって、編集部で『クスリでもやっているのかね』って話になったことがあったんですよ。ちょうどASKAの薬物事件があったばかりのころでしたから……」(前出の編集者)

 おかしな言動というのは、中山が「疲れが」「あなたがいるから」「始まるすべて」「面白可笑しく」「汚されてしまうけど」「大きな木の」などといった文章の断片のような断続的なツイートを連発していたことで、一部で「意味深ツイート」として話題になったものだ。


 もっとも朗読イベントの関係者によると、中山の声の震えは「かなりの緊張」によるもので「公演終了後の打ち上げの時も、それが解けていなかったほどだった」という。デビュー30周年を迎えた大物女優らしからぬ不安定な仕事ぶりに、薬物疑惑などという、とんだ言いがかりが飛び交ってしまったというわけだ。
(文=和田修二)

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