「決して仕事を断らなかった人が……」故・阿藤快さん、死の直前に見せた“異変”とは

「決して仕事を断らなかった人が……」故・阿藤快さん、死の直前に見せた“異変”とは

 旅番組やグルメのリポーターとしても活躍していた俳優、阿藤快さんが大動脈破裂胸腔内出血により死去。11月15日、東京・新宿区の自宅でベッドの中で亡くなっていたのを、所属事務所の関係者らが見つけた。前日は69歳の誕生日で、この日は午後に北海道で講演を予定していた。

 死の前日まで普通に活動していた様子から、突然の訃報となった。旧知の友人や関係者らは、一様に驚きを隠せなかった。ただ、一方で、ここ2カ月ほどは“異変”もあったようだ。

「あの仕事を断らない人が、初めて嫌な顔をしたんですよ。ビックリしました」

 こう語るのはテレビ関係者だ。3カ月ほど前、ある収録現場でのこと。予定になかった追加収録が発生した際、阿藤さんはスタッフに「それは聞いてないから、やりたくないなぁ」とボヤいたという。

「偉そうなベテラン俳優ならそういうことは日常的ですけど、阿藤さんは通算20年ぐらい仕事でご一緒させていただいた中で、そんなこと一度もなかったんです。頼まれたら、なんでも引き受けてくださる人だったから……」(前出のテレビ関係者)

 同様のことはごく最近、ほかの現場でもあった。7日から全国ロードショーとなった出演作『シネマの天使』では、公開に先立って宣伝用にテレビ出演の仕事があったが、映画関係者によると「(阿藤さんが)いくつか断ったため、ほかの出演者に振り替えた」というのだ。

「阿藤さんは俳優の中でも、バラエティ番組とか畑違いの仕事に嫌な顔を見せない人だったから、いつものように出演作の宣伝に出ていただく予定でいたんです。ところが直前になって『できれば、若い人にやってもらいたい』と、丁重にお断りされたんです」(同)

 それでも、人の良さで知られる阿藤さんだけに、宣伝として出演した番組はいくつかあったのだが、そこでも、現場でのトークを最小限にしたいとして、ほかの出演者と一緒に出演することになった。

 疲れを見せなかった大ベテラン俳優が、ここ2カ月ほどは周囲に「背中が痛い」と語っており、初めて見せた仕事への消極姿勢の原因もこれだった可能性は高い。何しろ、舞台の打ち上げにも参加しなかったというほどだ。

 一般的に大動脈破裂は、発生前に周囲の臓器を押すことから、痛みなどの症状が出ることがあるといわれている。死の1週間前にはマッサージを受けるなどしていた阿藤さんだけに、体調不良を我慢しながらの活動だったのかもしれない。

 前出の映画関係者は「大変失礼な話ですが、過去に一度もなかった出演への嫌な顔に『うつ病か何かだろうか』と勘違いしてしまったんです。本当におつらい中で出ていただいたんだと思うと、胸が張り裂けそうです」と悲痛な表情を見せた。

 葬儀は近親者のみで行うというが、気さくな人柄で親しまれた名優の死を惜しむ声は途絶えない。
(文=片岡

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