現在公開中の映画『劇場版 MOZU』に出演の俳優・伊勢谷友介。7日と8日には、宣伝のために多くの番組に顔を出していた。



 伊勢谷はここ数年、役者として話題の作品に相次いで出演する売れっ子だ。デザイナー・山本寛斎の異母弟という意外な血族にあることは世間を大いに驚かせたが、180cmの長身と精悍な顔立ちはもとより、東京藝術大学大学院修了のインテリな経歴。それに加えアーティストグループ「カクト」としての活動や映画監督、さらには株式会社リバースプロジェクトの代表を務める実業家と、他の役者とは一線を画す「超ハイスペック」な男としても知られているのだが……。

 才能に恵まれた男特有の、とでもいうのだろうか。6日の『A-Studio』(TBS系)では、終始落ち着きのない様子で体をユラユラさせながら甲高い声で笑いつつ、いざ自身の会社の話になると地球の環境問題や生き方に関し、まるで時事番組のコメンテーターがごとく熱っぽく語った。ネット上では「ちょっと不気味」「環境問題とか胡散臭い」「オラついたしゃべり方」と抵抗を覚える人も多かった模様だ。7日の『新チューボーですよ!』(同)でも、同じく妙なハイテンション。違和感を覚える人も多かったようだ。

 伊勢谷に対し拒否反応を覚える人がいるのは、やはり一昨年に週刊誌で報じられた「DV疑惑」だろう。現在でもタレント活動を続ける伊勢谷の元恋人Aさんが、度重なる暴力に悩み、結局それが原因で破局したという。部屋の中を逃げ回る女性をエアガンで撃ちまくったり、慰謝料を払ったDV被害者を追いかけて海外まで行って復縁を迫ったなど、トンでもない内容だった。

広末涼子吉川ひなの、モデルの比留川游、木村佳乃長澤まさみと、芸能界屈指のモテ男である伊勢谷ですが、“裏の顔”が暴露された際の衝撃は大きかったということでしょう。
彼と交際した広末涼子にしても長澤まさみにしても、そろって奇行に走っている様子が報じられています。もともと理屈っぽい伊勢谷が求めるのは、理知的で議論のできる女性ですが、なかなかお眼鏡にかなう恋人ができず、イラついた末での暴力と見る向きもあります。DVは別として、彼が典型的な“Sキャラ”であるのは間違いなく、テレビでも時折その性格が垣間見え、視聴者に悪寒が走るのかも……」(芸能記者)

 今年6月の『櫻井有吉アブナイ夜会』(同)では、女優の大野いとが自身の“パン巡り”の趣味や食べ方のこだわりを語った際、「(パン屋巡りとか)全然わかんねえ」と返答し、大野いとが「前世はフランス人だと思う」という言葉にも「そうね、フランス人だね」と素っ気なく、終始しらけた様子だった。大野に対するあからさまな“いじめ”にも見える彼の行動に「怖すぎ」「やっぱりこの人……」と多くの視聴者が戦慄を覚えたようだ。

 どうしても“サディスト”のイメージが消えない伊勢谷。自身の才能だけで今後、このマイナスを補うことができるのだろうか。

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