まるで痴漢指南書? 9人刺傷の「東京サマーランド」を「エロいプール」と紹介する実話誌の存在

まるで痴漢指南書? 9人刺傷の「東京サマーランド」を「エロいプール」と紹介する実話誌の存在

 東京都あきる野市のレジャー施設「東京サマーランド」のプールで女性客が尻などを切られ、9人が負傷した事件で、狙われたのがいずれも18~24歳のビキニ姿の女性だったことに、捜査関係者から「性的欲求が動機」という指摘が出ているのだが、その中で「こういう雑誌も事件を誘発する可能性がある」として挙げられた雑誌があった。

「都内のプール 一番エロいのはどこだ!」

 まさにプールを性的欲求を満たす視点で書かれた見出し。この記事はなんと事件のわずか5日前、8月16日に発売された実話誌に掲載されたもので、記者が問題のサマーランドほか、昭和記念公園レインボープール、よみうりランド、としまえん、京王プラザホテルの5カ所を利用し、まるでわいせつスポットのように伝えているのだ。

 問題の実話誌では、例えばとしまえんのプールでは、波に合わせて女性に触れるというような犯罪誘発的な内容までが書かれているのだ。サマーランドについては大きな滑り台の「ウォータースライダー」で水着がズレる女性がいるとレポート。「ギャルもみなスライダーが目当て。これを攻めないなんて手はありません」と“行動”を呼びかけている。

「まずは並び。必ず女の子の後ろに並びましょう。階段で並ぶ際、ギャルのお尻を顔の真ん前で見ることが出来ます。そしてエロ度が最高潮に達するのは滑る直前。水圧でおっぱいがポロリしないように、女の子は必ずビキニの位置を直します。ビキニの中に手を直接突っ込みカップをフィットさせる大胆な子までいました。あと数センチ背伸びして覗き込めば乳首が見えそう」(一部抜粋)

 プールでの女性への覗き行為は、東京都迷惑防止条例違反にあたる「公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させること」に該当している可能性があり、見方によっては犯罪の指南書とも思えてしまう。こんなものが全国のコンビニエンスストアや書店に並べば、痴漢目的でプールに訪れる人がいても、まったく不思議ではないだろう。

 実際に犯人がこれを読んでいたかどうかは定かではないが、記事はかなり扇情的で「派手な水着を着て、『いつでも私をズリネタにしてね』と言わんばかり」という記述もあり、捜査関係者もこれには「違った目的でプールを利用する人が増えるのは間違いないのではないか」と言っていた。

 東京サマーランドを管轄している福生署は、事件と記事との関連性については「今、捜査中なのでコメントできません」と返答し、雑誌の発行元に取材したところ「そのような話は聞いたことがありません」と、まったく問題視していないようだった。

 いずれにせよ犯人が逮捕されていない現在、その動機は不明なままではあるが、名指しされた5カ所のプールでは、第2第3の犯罪が起きてもおかしくないという印象は拭えない。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

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2016年9月12日の社会記事

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