24日に放送された3時間のバラエティ特番『櫻井翔ジャニーズ軍VS有吉弘行の芸人軍 究極バトル“ゼウス”』(TBS系)に、ヤラセを指摘する声が相次いでいる。

 3回目の放送となる同番組は、・櫻井翔率いる“櫻井ジャニーズ軍”と、有吉弘行率いる“有吉芸人軍”が、体を張ったゲームでチーム戦を行い、負けたチームが全員で土下座をするという内容。

今回も冒頭から「たとえアイドルでも一切容赦されない、真剣勝負の舞台」とガチンコ勝負をうたっていた。

 また、過去2回の放送共に、芸人軍が総合勝利を収めていることから、有吉は「今回芸人が勝ったら、この番組はもう終わりです」と宣言。番組はその後も、繰り返し「ジャニーズ軍が負けたら番組終了」とアナウンスし、緊張感を演出した。

 ゲームは、回転する巨大なバーを全身でかわす「ローリングゼウス」や、7名ずつ矢を放ち、合計ポイントで競う「ゼウスアーチェリー」など6種目。3rdバトル「ストロングハグ」までは、競技が終わるたびに画面上にチームの総合得点が表示されていたが、4thバトル「エンドレスジャンプ」以降、得点表示は最終発表まで一切なかった。さらに、番組を通して出演者は誰1人として得点には触れず、実況を務めた福澤朗がファイナルバトル中に「点数は、拮抗しているという情報が入ってまいりました」と触れるのみだった。


 勝敗の結果は、3種目で芸人軍が勝利し、2種目でジャニーズ軍が勝利、1種目で引き分けだったが、番組終盤で総合ポイントが発表されると、ジャニーズ軍が10ポイント差で勝利。テロップで表示されたポイントの内訳は、ほとんどのゲームが勝利チームに60ポイントが加算される中、ジャニーズ軍が勝利した3rdバトル「ストロングハグ」だけは、100ポイントの高得点が配分されていた。

 また、放送時間が足りなかったのか、ジャニーズ軍が勝利した4thバトル「エンドレスジャンプ」は、なぜか約1分の映像に短縮。副音声で実況していたHey! Say! JUMP・伊野尾慧も、「え? ちょっと待って? これダイジェストになってない?」「え? 終わり?」と驚きを隠せない様子だった。

 ジャニーズ軍の勝利に、ファンは大喜びかと思いきや、ネット上では「完全なヤラセでガッカリ」「回を重ねるごとに、ヤラセ感増してる」「こんな番組、ジャニーズ負けて今回で終わりでいい」「見てて悲しかった」「ファンはガチンコ対決が見たいのに。点数の操作が酷くて見てられない」「ジャニヲタをバカにしすぎ」といった声が相次いでいる。


「茶番なのは明白ですが、番組サイドは『演出の範疇』という理屈なのでしょう。しかし、番組では散々“真剣勝負”をうたっています。『ゼウス』は今回に限らず、初回放送からヤラセ疑惑が浮上しており、放送のたびに波紋を呼んでいる。また、初回放送のPK戦で、有吉がわざと外したのではないかと指摘されていましたが、今回もアンジャッシュ児嶋一哉に同様の疑惑が浮上しています」(テレビ誌記者)

 これに限らず、今や“ヤラセ”のイメージがべったりのTBSのバラエティ番組。演出重視のスタンスは否定しないが、もう少しうまく編集してほしいものだ……。