受動喫煙対策の“禁煙法案”に肩身の狭い思いを強いられそうなのが、ヘビースモーカーとして知られる人気俳優・妻夫木聡だ。

 政府や厚労省は2020年の東京五輪に向け、受動喫煙を防止するための規制強化案を示しており、公共の建物や飲食店、ホテルなどで「原則建物内禁煙」となる健康増進法改正案が出ている。

ある芸能記者は「法案が通れば、妻夫木の仕事に影響があるかもしれない」というのだ。

 妻夫木は先日「女性自身」(光文社)で、都内のシガーバー通いを報じられた。葉巻を吸うのにハマっていて、1本吸い切るのにおよそ1時間はかかるため、通常は1日1本程度となるところ、妻夫木はひと晩で3本も吸っていたというほどで、自宅で吸うと妻から煙たがられるため、シガーバー通いとなっているというのだ。

 妻夫木聡をインタビューしたことがあるという映画雑誌の編集者も「長い取材の際、途中で『タバコ吸ってもいいですか?』となり、1時間で6~7本は吸っていたいた」と証言する。

「事務所の意向で、その姿を写真に収めたりはしませんでしたが、妻夫木さん本人は『酒もタバコも好き』と笑っていましたよ。スタッフの方から聞いた話だと、禁煙時間が長いと落ち着かない様子になるとか……」(同)

 最近愛用の葉巻に関しては「友人の山田孝之の影響で葉巻にハマり、1本4,000円する中南米の高級品を嗜んでいるというウワサを聞いた」と芸能記者。


「でも、最近はロケ先でも禁煙の場所は少なくないようで、妻夫木自身は喫煙の口実を作ろうと、タバコを吸うシーンのある役柄を欲しがっているなんてウワサもあります。甘いルックスの妻夫木ですが、今後はやさぐれた中年男やハードボイルドな役が増えるかもしれませんね。実際、2月公開の新作映画『愚行録』では一家殺人事件の真相を追う記者の役で、ヨレヨレのコートで歩き回る姿は、タバコが似合いそうな役でしたし……」(同)

 今年公開される予定の映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』でも、ミュージシャンの奥田民生に憧れる雑誌編集者を演じる。

 奥田といえば「誰が何と言おうとタバコを愛してる」と歌うほどの愛煙家であり、喫煙者が多い編集者役となれば“吸う”シーンがないと、むしろ不自然なほど。もしかすると、妻夫木が喜んで引き受けた役なのかもしれない。

 そんな妻夫木だが、実は過去に禁煙を公言したことが何度かある。
2008年、バラエティ番組で「タバコをやめて一時太ったんですが、最近はジョギングで体重を減らしました」と話していたが、その後にタバコを吸っているところを目撃されている。

 そんな妻夫木のタバコ事情について、所属事務所に聞いてみたのだが、広報は「ちょっとわかりかねます」と返答に窮しているようだった。

 こればかりは事務所も特に関知していないようだが、法案成立で役作りに悪影響が出ないか、心配だ。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)