元SMAP草なぎ剛の唯一のレギュラーテレビ番組『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)が3月で終了すると報じられ、ジャニーズ事務所に「そこまでする!?」との批判が相次いでいる。

「なぎスケ」と呼ばれるMCの草なぎとユースケ・サンタマリアが、食レポからエロ企画まで、あらゆる企画に挑戦してきた同番組。

1998年10月にスタートし、20年続いた長寿番組だ。

香取慎吾が出演する『おじゃMAP‼︎』(フジテレビ系)も、24日の放送で『3月に終了する』と発表したばかり。後番組は、なぜか『おじゃMAP‼︎』よりも視聴率の悪い『世界の何だコレ!?ミステリー』だと言いますから、疑念を抱かざるを得ません。なんにせよ、これで香取と草なぎはジャニーズ退所から半年で民放のレギュラーテレビ番組を全て失うことに。テレビ朝日は、昨年9月にも香取が約16年間司会を務めてきた『SmaSTATION!!』を終わらせていますから、ジャニーズへの忖度と見て間違いないでしょう」(芸能記者)

 ジャニーズ事務所からテレビ局に圧力があったという具体的な話は聞こえてこないものの、ネット上では「こんな時代錯誤でわかりやすい嫌がらせってある?」「組織から抜けたら徹底的に潰すとか、ヤクザかよ」「テレビ業界はジャニーズの言いなりだな」といった怒りの声が殺到している。

 そんな中、NHKは27日、草なぎが主演を務める実録ドラマ『NHKスペシャル 未解決事件 File.06「赤報隊事件」』を放送。
同作は、2011年よりNHKが力を入れている大型シリーズ『未解決事件』の実録ドラマ6作目。草なぎは、1987年の“赤報隊事件”の真相解明に記者人生をかけた朝日新聞の樋田毅氏を熱演した。

 なお、現在、フリージャーナリストの樋田氏は、オンエア後にTwitterで「草なぎさんの演技力に感服です。私の心が草なぎさんに乗り移ったかのように思いました。私が最も伝えたかった『赤報隊の銃口は自由な市民一人一人に向けられたものだ』を、草なぎさんが全存在をかけた言葉として発してくれました」と絶賛している。

「放送は1時間15分と、決して長くはないドラマでしたが、“憑依系”の役者として知られる草なぎは、樋田氏になりきり、視聴者の心を一気に引き込んだ。
しかし、20年続いた深夜番組まであっさり終わってしまうのですから、民放キー局でのドラマ主演は絶望的でしょうね。NHKといえば、昨年11月放送のパラスポーツ紹介番組にも、香取がゲスト出演。独立組は今後、テレビ界においては“NHK専属タレント”と化しそうです」(同)

 SMAP時代から続くレギュラーテレビ番組は、稲垣吾郎の冠深夜番組『ゴロウ・デラックス』(TBS系)のみとなってしまった退所組。一時期に比べ落ち着いていたジャニーズ事務所へのバッシングは、この先も続きそうだ。