3月22日の放送をもって最終回を迎えた『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)。番組最後にはとんねるずの2人が1991年のヒット曲「情けねえ」を熱唱したが、変えた歌詞が物議を醸している。



「この国を滅ぼすなよ」という歌詞を「バラエティを滅ぼすなよ」へ、「この国をおちょくるなよ」を「フジテレビをおちょくるなよ」へと変えたとんねるず。これに対してネット上では「とんねるずからのメッセージ素敵」「とんねるずの思いが伝わってかっこいい終わり方だった」「バラエティへの愛、フジテレビへの愛を感じたなー」「歌詞の一部を変えてまで最後に伝えたかったことが心に伝わった気がする」と感動の声が続出した。

「『みなさん』は視聴率の低迷が打ち切りの原因と言われています。『スポニチアネックス』によると、最近は5~7%台で推移し、最終回は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったそう。さらに『みなさん』は視聴率が悪いだけでなく、落とし穴に人を落とす“水落オープン”や、後輩に大金を払わせる“買うシリーズ”など見る人によっては不快に感じる企画も多数実施。クレームが寄せられることもあったようですが、そういった人たちにとんねるずが『バラエティを滅ぼすなよ』『フジテレビをおちょくるなよ』と警鐘を鳴らしたと推測する声も多数あがりました」(芸能ライター)

 しかしとんねるずの想いに対して、一部では「視聴者に文句言うのはお門違いもいいとこだよな」「え、終わったのを視聴者のせいにするの?」「滅ぼしたのはお前らだろ。面白いバラエティは普通に視聴率とってるよ」「滅ぼすんじゃないよ。つまらないから淘汰されただけ」といった声も上がっている。

「1月26日に放送された『あさイチ』(NHK)では、木梨憲武がバラエティの現状に本音を明かしていました。視聴者から『最近のバラエティは窮屈に感じるけどどう思いますか?』といったメッセージが寄せられると、木梨は『編集して怒られないようにやって頂くのがディレクターだったり、プロデューサーだったりするから。同じようにやっていこうとは思う』と発言。これはクレームに対してもスタンスを変えないという強い気持ちの表れにも思えますが、その姿勢が結果的に低視聴率につながったのも事実。
演者が何も変わる努力をしないで、時代や視聴者のせいにするのはあまり印象が良くなさそうです」(同)

 果たして今後とんねるずが再び輝く時が来るのだろうか。次の活躍に期待したい。

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