■「教祖の資質がある」と科学的に裏打ちされた久保田の脳



 番組は久保田の唾液を採取してDNAを検査、彼の脳の傾向を分析した。結果、IQのみは人並みであった。だが、それ以外の「記憶力」「論理的思考力」「注意力」「音楽能力」は極めて高い結果になっている。

 続いて久保田の感性だが、「協調性」と「社会性」が極めて低い。人と人との絆をつなぐホルモン「オキシトシン」を感じにくい傾向にあるのが彼の感性だ。良く言えば究極の“我が道を行くタイプ”だが、サイコパスになる危険性も孕んでいる。

「もちろん、犯罪を起こさない人たちもいます。その人たちは、カリスマ的な指導者になるんですよ。企業のCEOにその傾向があって、スティーブ・ジョブズはそうですよね」(中野)

 最終的に、中野は久保田の脳を「アドリブ教祖脳」と名付けた。

「他の人ができないスピードで言葉を紡いでいく。その言葉によって、なぜか聞いている人が洗脳されてちゃうっていう“教祖脳”です」(中野)

 確かに、とろサーモンは極端に好き嫌いが分かれるコンビだ。好きな人は熱狂的に好きだけれど、受け入れられない人は徹底的に彼らを毛嫌っている。

 科学者の見立てによると、久保田には教祖の資質があるという。個人的にはオキシトシンを感じぬまま、我が道を行ってほしいと願うばかり。これは科学的根拠に裏付けされた、とろサーモンへのエールだ。
(文=寺西ジャジューカ)