失言や暴言、お門違いの妄言など、とかく批判の多い芸能界の“ご意見番”こと和田アキ子だが、今回は「その通り!」と膝を打った人が多かったようだ。
14日に放送されたラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、和田がビートたけしの独立にまつわるオフィス北野の森昌行社長とたけし軍団の対立について言及した。
「和田は、軍団が連日ワイドショーなどで取り上げられたことを“売名”とバッサリ。たけしについては擁護しつつも、軍団に対しては『(オフィス北野に)残るって表明しているのに、社長のやり方が気に食わないって。なら辞めればいいじゃん』『土下座してでも仕事を取ってきてほしいと言うこと自体がね、私はちょっとわかんない』と不快感をあらわにしていました」(芸能ライター)
ネット上でも「今回ばかりは大正論」「こういうことには、まともに言うんだな」「バッサリ斬ってくれてスッとした」と賛同コメントが連打されている。
また、4月12日発売の「週刊新潮」(新潮社)では、たけし軍団が社員を糾弾していた様子が報じられているが、芸能関係者はこう語る。
「森社長の筆頭株主問題は26年も前の話です。長者番付が最後に発表された04年時点で、森社長の推定年収8,500万円で、同年のたけしの推定年収は1億9,400万円。現在のたけしはそれ以上に稼ぐタレントになっているわけですから、森社長の年収が1億円を超えていても、もらいすぎとは言えないでしょう」
そして、軍団側の最大の主張に聞こえるのが、「マネジャーの給料が高すぎる」という指摘だ。しかし、前出の芸能関係者は首をかしげる。
「ギャラはたけしとオフィス北野で7:3の取り決めをしていたといいますが、軍団は『その3を俺たちにくれ』と言っているようにも聞こえてしまう。だったら、和田の言う通り事務所から出ていくか、芸人を辞めてマネジャーになればいい。仕事が来ないのは自分たちの力量不足にすぎず、本当に使いたいタレントなら、仕事は向こうから舞い込んでくる。芸人に人気や実力がなければ、どんな敏腕マネジャーでも仕事を取ってくるのは至難の業で、それを土下座して取ってこいというのは筋違いも甚だしい」
15年に放送された『ビートたけしの一流が嫉妬したスゴい人』(フジテレビ系)で、たけしは自身が嫉妬する人物として所ジョージと甲本ヒロトを挙げていたが、軍団が嫉妬したのはオフィス北野の社員だった――!?