ジャニーズ事務所の人気デュオ・KinKi Kidsの堂本剛が、自身のソロプロジェクト「ENDRECHERI」に関するロゴマークやキャラクターの商標登録を進めていると4月17日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じた。記事によれば、特許や商標の専門家である弁理士を立て、堂本剛個人で合計6つの申請をしているという。
剛といえば、ソロプロジェクトを再始動させ、5月2日にアルバム『HYBRID FUNK』(RAINBOW ENDLI9)を発売することを3月に発表したばかり。アルバムには先着購入特典も用意され、剛が描いた、独特の小憎らしくてカワイらしい顔が特徴のキャラクター「sankaku」が長年のブランクを経て登場するということで、ファンを大喜びさせていた。
「所属タレント個人が弁理士を立てて、事務所を通さずにキャラクターやロゴの商標登録をするなんて、数年前のジャニーズ事務所では考えられないことですよ。特にジャニーズは、業界内でも権利関係に厳しいこと有名。それにもかかわらず今回の剛さんの動きを黙認していることに、周囲から驚嘆の声が上がっていますよ」(芸能関係者)
ジャニーズ事務所をめぐってはここ数年、V6・岡田准一と宮崎あおいの結婚、森田剛と宮沢りえの結婚を相次いで認めるなど、以前のようなかたくなな姿勢から変化が見えている。それと並行するように、一番の稼ぎ頭だったSMAPの解体や彼らを担当していた豪腕女性マネジャーの事務所離脱、さらには関ジャニ∞・渋谷すばるの退所など、環境が激変する状況に突入している。
「剛さんの商標登録問題は、相対的に事務所のパワーが低下していることの証しですね。SMAP問題の時に、事務所の世間的なイメージが大きくダウンしたことで、タレント側に強く言えなくなってきている事情もあるようです。タレント側にとっては、とてもいいことだと思いますよ。先日、グループ脱退と事務所からの退所を発表した渋谷すばるさんも、そういった事情で、赤西仁さんのように“芸能界から干される”、なんてことになる可能性は低いんじゃないか――なんて言われていますよ」(同)
芸能界にもいい意味で、反パワハラ、働き方改革の波が押し寄せているようだ。