元モーニング娘。の安倍なつみが5月10日、「第11回ベストマザー賞」の授賞式に出席し、第2子を妊娠中であることを発表した。
「妊娠していることを発表するのはわかるのですが、まさか夫の話もするとは思っていませんでした」
安倍の夫といえば、“ミュージカル界の貴公子”と呼ばれる俳優の山崎育三郎。最近では舞台だけでなく、ドラマやバラエティ番組でも活躍中だ。
「安倍さんは、基本的に夫の話はNGなんです。ブログに息子の話は出てきても、山崎さんの話は一切出てこない。名前が出てこないのはもちろん、夫と何かをしたとか、どこかへ行ったとか、そういう話もほぼ出てきません。山崎さんのほうも、安倍さんの話はNGです。取材時にメディアに対して『家族の話はNGで』と要請されるケースもあります。だから、今回安倍さんが会見で山崎さんについて『(第2子妊娠を)歌いだしそうなくらいに喜んでくれた』と話したことには、驚きましたね」(同)
安倍が会見で山崎の話をした一方で、山崎もまたテレビ番組で安倍について言及した。4月30日放送のNHK『第4回 明石家紅白!』に出演した山崎は、MCの明石家さんまから、誰と結婚しているのかと聞かれ、「なっちです」と返答。さらに家では「いっくん」と呼ばれているとのエピソードも披露した。
「さんまさんほどの大物からの質問となれば、NGを出している内容であっても、そう簡単にはスルーすることはできない。しかも安倍さんは、さんまさんのラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)にレギュラー出演していたということもあって、“なっち話”は絶対に避けて通れない話題だったというわけです。山崎さんも、今回は“なっち話”をすると、腹をくくって出演したんでしょうね」(テレビ局関係者)
山崎のように舞台を主戦場としている俳優には、多くの熱心なファンがついており、そのファンのために俳優たちは“イメージ”というものを大切にする傾向があるという。
「舞台系の俳優さんのファンは、とても“濃い”人が多い。つまり、俳優に対して“ガチ恋”的な感情を抱くファンも珍しくないんですよ。だから、結婚した途端にチケットの売り上げが落ちたということはよくあります。山崎さんとしても、結婚の話をして、ファンをガッカリさせたくないという気持ちがあったのでしょう。いつまでも“ファンの恋人”であり続けるために、安倍さんの話をNGにしていたのだと思います。でも、今回安倍さんの話を解禁したことで、今後はちょっと方向性を変えていくのかもしれないですね。ドラマや映画などの、映像系の仕事が増えていきそうな気がします」(舞台関係者)
ミュージカルの貴公子が、一皮むけようとしているようだ。