所属事務所との独立騒動で揉めている歌手・広瀬香美が、関係者から「生活拠点のロスで自己啓発セミナーに通っている」と明かされているが、ある音楽関係者は「勝間和代の悪影響」と話している。

「広瀬さんと勝間さんはTwitter初期の参加者として知られ、大親友であったことを覚えている人もいると思います。

最近はなぜか接点があまり聞かれませんが、ハッキリ言って勝間さんと付き合いだして、広瀬さんはおかしくなったんですよ」

 広瀬は5月末に突如、所属事務所「オフィスサーティー」からの独立を宣言したが、直後に事務所から公式ホームページで「事前の相談もなく、一方的な独立宣言」として活動停止を発表された。

 その後の事務所社長の会見で明かされたのが、広瀬が「自己啓発セミナーに夢中」という話だった。独立騒動との直接関連はないが、事務所関係者からは「セミナーに出るうちに、広瀬の言動がおかしくなっていった」と困惑の声があったのだ。

 そして、前出の音楽関係者は、広瀬が経済評論家の勝間に心酔するあまり「一時期、仕事そっちのけになっていた」というのだ。

 広瀬は2009年、Twitterを開始。ITツールに強い勝間と頻繁にやり取りをして、Twitterを「ヒウィッヒヒー」と名付けて参加者を煽り、利用方法を解説した共著『つながる力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を発売したほどだった。
確かに当時の広瀬のTwitter好きは相当なもので、かなりの更新頻度で投稿、さらに勝間とゴルフや温泉で遊んでいる様子ばかりが伝えられていたことから、当時のファンから「Twitter依存で音楽活動が疎かになっている」との声も飛んでいたほど。

「当時の勝間が、かなり力を入れてやっていたのがTwitterの宣伝力を利用したセミナービジネス。思考力養成とか人生戦略とか、次々に新たなセミナーを生み出しては参加者を募っていて、それはダイエットとか美容関連まで広げていたぐらい。広瀬はそんな勝間の広告塔として利用されていたんですが、当時の広瀬は勝間の影響で各地のセミナーに参加するようになっていて、ブログには音楽活動よりセミナー参加の日記の方が多いんじゃないかと思うぐらいだったんです。それこそ写真講座とかフォトショップの使い方とか音楽活動に無関係なセミナーにまで参加していて、そりゃ創作力が落ちて人気低迷になっても当たり前でした」(同)

 2人は「和代ちゃん」「香美さん」と呼び合って頻繁にTwitterでやり取りをしていたが、一部の文体も似ていることには、ファンからは、勝間に「広瀬のゴーストライター」説も浮上したほど。ただ、2人のやり取りは13年ごろから激減し、一部では「ケンカ別れでもしたのか」とささやかれるほど接点がなくなっていった。


 Twitter上では「広瀬香美の自己啓発セミナー臭ったらない」とまで書かれたこともあった広瀬は、勝間との交遊がほとんど見られなくなった14年に「サイゾーウーマン」で、「関係者に自己啓発本を何冊も渡して感想文の提出を求めた」という話を書かれてもいる。事務所関係者の話は、それをまるで裏付けるようなものだ。

 奇しくも独立騒動の同時期、勝間が別の女性と交際中であることをカミングアウト。トラブルに悩む広瀬については言及しておらず、まるで幸せを見せつけるようでもあった。

 芸能リポーターの井上公造氏は、広瀬が社長の座を求めた独立騒動について「後ろに誰かがいないとこういう知恵が芸能人にあるかな」と独立画策した人物の存在をほのめかしたが、現在の関係性から見ると、それは勝間ではなさそうだ。

 ただ、前出の音楽関係者は「広瀬さんが近年、勝間さん不在を埋めようと別の人物に依存した可能性はある」と話している。
自己啓発セミナー自体が悪いわけではないが、広瀬の独立騒動につながった人気低迷は、音楽活動より優先するものが、あまりに多かったことが原因ともいえそうだ。
(文=片岡/NEWSIDER Tokyo)