歌舞伎俳優の夫・片岡愛之助の関係者から“悪妻”呼ばわりされている、女優の藤原紀香。先日、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が立ち上げた「新しい地図」がAbemaTVで始めたレギュラー番組『7.2新しい別の窓』に登場。
“芸能界のドン”と呼ばれるバーニングプロダクション・周防郁雄社長に、先輩女優の小泉今日子同様、寵愛されてきた紀香。度重なる熱愛ゴシップを同氏の力で乗り切ったことで、女優としての地位を築いた。
2007年、当時吉本興業の若手芸人だった陣内智則と“電撃婚約”した際も、主導権を握ったのは吉本ではなく、紀香サイドであった。
豪華披露宴の様子をテレビで生放送するなど話題を集めた2人だったが、結局新婚生活はうまくいかなかった。
風水にのめり込んだ紀香に陣内が振り回されたことが原因だったという情報もあった。しかし、大半のメディアは陣内の“女癖”に問題があったと報道。紀香に批判的な記事は、ほとんど載らなかった。それも、メディアが周防氏に忖度したためだ。
新婚当初から破綻していた夫婦生活には、2年でピリオドが打たれた。紀香は離婚後、タレントの熊切あさ美と“結婚秒読み”といわれた関西歌舞伎の人気俳優で、TBS系の高視聴率ドラマ『半沢直樹』で大ブレークした片岡愛之助との熱愛が発覚。
ところが、結婚について愛之助サイドが主導したことから、周防氏が紀香と距離を置くようになったという。
そのことを知った芸能プロ関係者は、帝国ホテルで行われた愛之助と紀香の“5億円結婚披露宴”を欠席。芸能界とは反対に、歌舞伎界は2人の結婚を祝福したが、結婚会見で紀香が「今後、(女優の)仕事は続けますが、最優先順位は彼の健康面。歌舞伎の仕事のサポートです」と両立宣言したことで、ひいき筋が「梨園の妻の仕事は二足のわらじを履いてやれるほど甘くない」と激怒した。
それからは、“梨園の妻”デビューを果たしたものの、歌舞伎界からの風当たりは厳しく、女性週刊誌にも“悪妻”というバッシング記事が掲載されるようになった紀香。おそらく、デビュー以来初の、バッシングの嵐に見舞われている。
そんなときに、元SMAPである稲垣・草なぎ・香取の3人のレギュラー番組に出演したことで「ついに虎の尾を踏んでしまった」という声が上がっているのだ。
昨年の9月にジャニーズ事務所を退所した3人は、元SMAPチーフマネジャーの飯島三智氏が設立したCULENに所属。「新しい地図」名義で活動を再スタートさせた。その後、AbemaTVの『72時間ホンネテレビ』をはじめ、飯島氏の手腕により次々とマスコミに話題を提供。
大手プロに所属する“影響力を持つタレント”にとっては、3人の番組への出演は「虎の尾」なのだ。その尾を踏んでしまった紀香。今後、仕事激減が予想される。
いっそのこと、休養宣言でもして、“悪妻”のイメージを払拭すべく、梨園の妻に徹する方が賢明かもしれない。
(文=本多圭)