8月8日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)に、映画監督の清水崇が出演。幼少期の意外なエピソードを明かし、「なんで『呪怨』作ったの!?」「どの口が言うんだ!」と話題になっている。



 同日の放送は「ナカイの窓×ホラー」と題して、廃病院スタジオで人を怖がらせるプロと円卓トークが行われた。ジャパニーズホラーの第一人者と呼ばれる清水監督は、映画『呪怨』製作の裏話を披露。幽霊をハッキリ見せるという画期的な演出を生み出したが、製作当時「これは笑われると思っていた」という。また、同作で印象的な唸り声は自分の声だというエピソードや撮影テクニックを公開していた。

「番組内で清水監督は、『元々怖がりだった』と告白。また、中学生の頃はホラー映画を見ながら『なんでわざわざこんなの見るの? 作ってる大人もおかしい』と思っていたそうです。
このエピソードに、視聴者からは『怖いの苦手だったんだ。意外…』『怖がりとか絶対ウソでしょ!』『自分もおかしな大人になっちゃってるじゃん!』といったツッコミの声が続出。もちろん現在は怖がりを卒業しており、清水監督はホラー映画を撮るようになったキッカケを『だんだんホラー映画の楽しみ方を覚えて、いつの間にか撮る側になっていた』と語っています」(芸能ライター)

 以前「Movie Walker」のインタビューでも、清水監督は幼少期の怖がりエピソードを明かしている。清水監督の“怖がり”は、ホラー映画作りの根幹になっているようだ。

「幼少期の清水監督は、押し入れや階段の踊り場だけでなく木が揺れるのさえも怖がっていたそう。ホラー映画を撮るようになった現在も『その時の感覚を覚えている』という清水監督は、怖がりだったからこそ怖い作品が作れるのかもしれません。
清水少年は『E.T.』を怖い映画だと思っていたそうですが、意を決して観に行ったところ感銘を受けて映画監督を志すようになったといいます。2003年公開の『呪怨』でヒットを飛ばしてホラー映画の旗手になった清水監督は、2004年に同作を自身の手でリメイクしてハリウッドへ進出。『THE JUON/呪怨』は日本人監督の実写化作品として、初めて全米興行成績No.1になった映画です」(同)

 怖がりが転じて、全米1位に輝く作品を作り出した清水監督。ホラー映画だけでなく恋愛ドラマの監督も務めるなど活躍の場を広げているが、次はどんな作品で驚かせてくれるのだろうか。