石原さとみ主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)の第5話が8月8日に放送され、平均視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)を記録。前回から1ポイント減となりました。



 ラブシーンの連発のおかげなのか、前回一時上昇した視聴率ですが、今回はまた激減。今後初回のような二ケタを記録することができるのでしょうか?

 ではでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう。

(これまでのレビューはこちらから)

■ももと直人、交際に発展も……

 一夜を共にし、交際へと発展したもも(石原)と直人(峯田和伸)。すぐさま、ももの家族に会いに行った直人だったが、市松(小日向文世)の「月島家へ養子に入ってもらえるのか?」との質問に「それはできない。自分は自転車屋を閉める気はない」と答える。怒る市松に、ももも「この家を出て行く。

家元になるつもりはない」と告げたところ、結婚を反対され、破門をほのめかされてしまう。

 そんな中、吉池(三浦貴大)が市松を殴りケガを負わせる事件を起こす。それを知り、病院に駆けつけたももは、市松からももの母親の遺言で「ももを家元にして欲しい」と言われたことを話し、それを聞いたももは涙を流し次期家元候補に立候補することを決意する。

 一方、直人はももに結婚指輪を渡し、ついに2人は結婚へと踏み切るのだった、というのが今回のストーリーでした。

■殺人未遂事件発生の急展開に失笑の嵐

 これまで「内容がダラダラしていてつまらない」と言われていた同ドラマですが、今回、突如、急展開を迎えます。

 5話前半は直人とももの交際と次期家元争いの話だけだったんですが、後半、急に吉池が市松の元に現れ桶で殴り、大ケガを負わせるサスペンスドラマへと変貌。

これに視聴者は驚いた様子で、「え? え?(笑)」「ぎゃあああ! 殺人未遂!!」「え、なにこれ急展開(笑)」「なんかもうヤバイこのドラマ(笑)」「ぐちゃぐちゃすぎっ!」「ぶっこみすぎ!」といった声が殺到し、恋愛ドラマとしてみていた人たちはこの急展開に戸惑いを隠せなかったようです。

 まあ、でもこのような急展開は野島ワールドには欠かせない要素なので、いい意味で野島作品らしさが出てきたなと筆者は感じました。それよりも、このあとの場面の変わりすぎにびっくり。入院シーンによくわからないおっさんと中学生のシーンなど、あまりにも場面がコロコロ変わりすぎて、内容が頭に入ってこず……。ここはもう少しスッキリさせてほしかったです。

■ゲス男すぎる元カレ・吉池が……

 ももの元婚約者の吉池という男は、ももと婚約中に別の女性と交際し、妊娠させるような男で、1話から「ゲスい!」の大合唱が起こっていたのですが、今回この男が波乱を巻き起こすことに。



 市松に大ケガを負わせた吉池はその場から逃げた上、ももの前に現れ「きみがまだ好きだ!」と号泣するといったもの。これに視聴者はドン引きしたようで、「いやいや、市松が破談のために送り込んだ女と寝て、妊娠させた男がどの面さげてきてんだよ!」と非難轟々。

 さらに、次回予告で直人とももの結婚式に現れ、ももを連れ去ろうとするようなシーンが放送されると、「ダスティン・ホフマン気取りかよ!」「そんな展開は嫌だ!」と批判の声が。来週、一体このゲス男がどんな行動を取るのか、今から楽しみですね。

■石原さとみの自己中行動に批判殺到!

 直人と一夜を過ごし、結婚前提で交際を始めたももですが、突然、吉池が現れたことで心が揺らぎ、なんと吉池と寝てしまうという失態を侵してしまうんです。そして翌日朝にテンションが上がった状態で直人の家に行き朝ごはんを作るんですが、これに視聴者は「元カレと寝て今カレのところにルンルン気分で行く女いるか?」「直人と付き合っていてこの行動は自己中すぎるだろ!」「誰とでも寝る女なんだな!」といった声が。



 さらに、「野島伸司は尻軽女の石原さとみが見たいのか?」と苦言を呈する人もいて、視聴者はもものとった行動にあ然となったようです。

 まあ、野島氏の作品に出てくる女性はぶっ飛んだ性格が多いので、しょうがないと思いますが……。ただ、「下品」と言われた上に「自己中」「尻軽」とまで言われてしまったももを演じている石原のイメージが下がらないかと心配。今後ももの株が上がるいい方向に話が進むことを願うばかりです。

 以上、5話のレビューでした。

 次回はついに直人とももがめでたく結婚するのですが、またひと波乱ありそうな雰囲気に。
一体どんな内容になるか期待して放送を待ちましょう。

(どらまっ子KOROちゃん)