エロスとタナトス渦巻く世界!! ついに始まる惨劇へのカウントダウン『この世界の片隅に』第5話

エロスとタナトス渦巻く世界!! ついに始まる惨劇へのカウントダウン『この世界の片隅に』第5話
       

 8月15日は日本がポツダム宣言を受諾し、連合国側に無条件降伏した終戦記念日です。日本ではこの時期はお盆と重なり、亡くなったご先祖さまが自宅に帰ってくると言われています。戻ってきたご先祖さまたちは、どんな想いでテレビを見つめているのでしょうか。こうの史代原作コミックを実写ドラマ化した『この世界の片隅に』(TBS系)の第5話。主人公・すずの兄が戦死したことが知らされ、ついにすずの周りにも死の影がはっきりと近づいてきます。かつてなく、エロスとタナトスに彩られた第5話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 昭和19年(1944)12月。すず(松本穂香)が井戸で水を汲んでいると、海軍に入隊した幼なじみの水原哲(村上虹郎)がセーラー服姿で現われました。水原は巡洋艦青葉の乗組員ですが、入湯上陸の許可が出たので、すずの嫁入り先である北條家でひと晩世話になりたいと言うのです。義母のサン(伊藤蘭)と義姉の径子(尾野真千子)はこの申し出に戸惑っていましたが、水原が白米と缶詰を差し出したことから、あっさりOKするのでした。径子の娘・晴美(稲垣来泉)は、水兵さんが泊まると大はしゃぎです。

 北條家に上がり込んだ水原がすっかりリラックスしているところに、すずの夫・周作(松坂桃李)が帰ってきました。「すずは昔から絵と海苔すきしか取り柄がのうて。もし、あれだったら遠慮のう言うてください。連れて帰りますから」と水原はガハハ笑いします。すずもお盆で水原の頭を遠慮なく叩き、まるで長年連れ添った夫婦漫才のようなリアクションです。遊女・リン(二階堂ふみ)との過去をすずに気づかれないように気を遣っているのに、水原とすずの開けっぴろげな関係が周作には面白くありません。最近はすずに夜のおつとめを断られていることもあって、周作の心の中にドス黒い感情が芽生えるのでした。

 水原がやたらと明るいのには理由がありました。水原が乗っている巡洋艦青葉は、フィリピンの海戦で米軍の猛攻を受けて大破。仲間の艦を救うこともできずに、辛うじて呉港に帰ってきたのです。「同期もだいぶ靖国に行ってしもうた」そうです。顔は笑っていても、水原の心はボロボロでした。幼なじみのすずに最期の別れを告げに、水原は厚かましいのを承知で北條家に現われたのでした。死を覚悟している水原に対し、周作は敬意と嫉妬心が入り交じった複雑な感情を抱きます。


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