米倉涼子『リーガルV』法廷シーンに見どころなく『リーガルハイ』の2番煎じ状態?

米倉涼子『リーガルV』法廷シーンに見どころなく『リーガルハイ』の2番煎じ状態?

 米倉涼子が主演を務めるドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)の第2話が18日に放送され、平均視聴率18.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から3.1ポイントの大幅アップとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回の依頼人は、世界的企業「太陽製紙」の元取締役・永島美鈴(斉藤由貴)。女性初の役員に抜擢されたものの、3人の男性部下たちから立て続けにパワハラ被害を訴えられて解雇され、これを不当として損害賠償請求を望んでいるとのことです。

 パワハラなどしそうにないお淑やかな美鈴の佇まいに、京極法律事務所の代表を務める京極雅彦(高橋英樹)や若手弁護士の青島圭太(林遣都)らは、あらぬ濡れ衣を着せられたと確信。一方、管理人で元弁護士の小鳥遊翔子(米倉)は、「裏じゃ鬼みたいに豹変する(タイプ)」だと懐疑的なのですが、美鈴が望む損害賠償額が3億2,000万円と知り、高額な成功報酬を目当てに俄然やる気がアップします。

 美鈴の担当弁護人になった青島と京極は、太陽製紙の顧問弁護をする大手法律事務所『Felix & Temma法律事務所』を訪問。そこで被告代理人の白鳥美奈子(菜々緒)から、美鈴が男性部下に対して、「(ビルから)飛び降りなさいよ」と罵倒する音声データを聴かされ、早くも敗訴を確信してしまいます。

 ところが小鳥遊は釈然とせず、美鈴の本性を確かめるべく、あるテストを行います。そのテストとは、美鈴を高級レストランへ連れて行き、料理に虫が混入していたり、ワインをこぼしたり、強引に席替えを要請したりと、店員にわざと不手際をさせ、美鈴の度量をチェックするものでした。

 このテストでまったく怒らなかったことや、パワハラ被害が同じ週に集中していることを鑑みて、小鳥遊は美鈴をシロと判断。事務所のメンバーに「太陽製紙」の内部調査をさせたところ、美玲は派閥争いに巻き込まれて罠にはめられたことが発覚するのでした。

 裏事情がわかったことで小鳥遊は、美鈴と親しかった、「太陽製紙」生産事業部長・城野優(平山浩行)と下請け会社社長を証人として確保し、美鈴の無実を訴える作戦を立てます。ところが、裁判当日に城野は姿を現さず、下請け会社社長に関しては京極が出廷日を間違えて伝えたため出廷するわけもなく、一気に形勢が不利になってしまうのでした。

 こうなったら背に腹は変えられぬと、小鳥遊は弟分的な存在の茅野明(三浦翔平)に暗躍させ、パワハラを訴えた男性社員にハニートラップを仕掛けます。これによって弱みを握り、音声データを録音した時に自らが美鈴を挑発したという事実を吐かせることに成功します。

 さらに城野も出廷し、美鈴を貶めるための裏工作があったことを告白。これによって美鈴の勝訴が確定するのでした。

 しかし、話はここで終わりません。実は美鈴は、以前かわいがっていた女性部下に城野を奪われてしまい、その腹いせで女性に対してパワハラ行為を行い、退職へ追い込んだ過去があったのです。そして今回、美鈴が訴訟を起こした背景には、そのパワハラを隠蔽したいという思いがあったのでした。

 これを知った小鳥遊は、その女性と美鈴を引き合わせ、謝罪をさせる機会を与えます。ところが美鈴はこれを拒否し、示談金の支払い調整をするよう小鳥遊に依頼。小鳥遊が最初に目論んだ通り、美鈴は「裏じゃ鬼みたいに豹変する」タイプであることが発覚しましたが、裁判の成功報酬と示談金の調整で上手い具合に2度儲けることができ、結果オーライとなったところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、前回の痴漢冤罪事件に引き続き、今回も裁判の背後に潜む陰謀がありきたりで薄っぺらいなぁと感じました。そもそも音声データにそれほどの証拠能力があるのかと疑問に思いましたし、勝訴へ辿り着くまでのプロセスが雑なんですよね。窮地に陥ったものの形勢逆転の証拠を掴んでどんでん返し、みたいな爽快感がこれっぽっちもない。『ドクターX』(同)でお馴染みの“水戸黄門スタイル”、勧善懲悪な決着が米倉の見せ場になると思うのですが、それが不発に終わってしまっている印象です。

 我が強く拝金主義の弁護士(小鳥遊は元弁護士ですが)と、それに振り回される新人弁護士、スパイ的な役割を担う部下、法廷での軽快なBGMなど、堺雅人が主演しヒットしたドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)を意識しているようにも思えるのですが、残念ながら2番煎じ止まりといった感じ。なんとなく裁判が始まって、都合のいい証拠を差し出してあっさり勝ってしまうので、法廷ものとしてはこれっぽっちも見どころがない。もう少し訴訟案件やその背後に潜む人間関係の設定をしっかり練った方が良いのではないでしょうか。

 ただ、京極法律事務所内での緩いやり取りは見ていて面白いと思うので、法廷シーンとのメリハリがつくようになれば視聴率はさらにアップし、ヒットシリーズ化する可能性もあるかもしれません。
(文=大羽鴨乃)

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「米倉涼子『リーガルV』法廷シーンに見どころなく『リーガルハイ』の2番煎じ状態?」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    タイトルにリーガルが入るだけで別物でしょうね。所々いろんなドラマの文言を入れているのはDr.Xに引き続きって感じでは?

    0
  • 匿名さん 通報

    さして面白くないと思うけどね。水戸黄門的土曜ワイド的な雑な分かりやすさが、中高年には見やすいんじゃないの?リーガルハイは面白かったけど、いちいち何年も前のドラマと比較してもしかたないでしょ

    0
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