12月2日に『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)が放送された。決勝では10組の芸人がネタを披露したのだが、準優勝に輝いた“和牛”のネタがAmazonプライム・ビデオの『今田×東野のカリギュラ』に似ているという。



 この日和牛が披露したのは“オレオレ詐欺”をモチーフにしたネタ。同コンビの水田信二が、「もし自分の親が、オレオレ詐欺に引っかかったらどうしよう」と切り出して漫才が始まる。

 その後は相方の川西賢志郎を水田の母親に見立て、実際にオレオレ詐欺をしている場面を再現。しかし電話をかけるのは詐欺集団などではなく、何故か水田本人という設定だった。これには川西も「やめたれよ。持って来るやろ本人やから」とツッコミ。“水田本人VS水田の母”というシュールなオレオレ詐欺のシチュエーションで、会場の笑いを誘っている。

「和牛のネタは審査員にも大好評で、全員が90点以上をつける高得点をマーク。中でも毒舌コメントに定評のある上沼恵美子は、ほぼ満点に近い“98点”をつけています。ところがSNSなどでは、『和牛が決勝で披露したネタが完全に“カリギュラ”』『ダイノジ大地洋輔がやってたやつ!』といった指摘が。確かに『今田×東野のカリギュラ』には芸能人の母親に“オレオレ詐欺”を仕掛ける企画があり、大地がターゲットになっていました。しかし番組が用意した“オレオレ詐欺グループ”では大地の母親を騙せず、せっかく用意したエキストラが無駄になってしまう展開に。
そこで番組では急遽趣旨を変更して、大地本人が母親に電話をかけています」(芸能ライター)

 ちなみに和牛のネタで母親に払わせようとしていた“200万円”という金額も、『今田×東野のカリギュラ』でよく提示される金額。そのことも視聴者に既視感を抱かせる要因となったのかもしれないが、一方で「パクリ」と批判する人は少ないようだ。

「確かにシチュエーション自体は『今田×東野のカリギュラ』の企画と似ていましたが、間違いなくクオリティーの高い漫才。社会派でありながらも笑いのとれるネタで、視聴者からも絶賛されています。また『M-1グランプリ2018』の司会が今田耕司であったことから、『いつか和牛の2人にはカリギュラに出て欲しい』とも言われていました」(同)

 質の高い漫才で見事“3年連続準優勝”を達成した和牛。次に挑戦する機会があれば、是非とも“優勝”を手にしてもらいたい。

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