大みそかに放送される毎年恒例の『第69回紅白歌合戦』に、いくつものサプライズが仕掛けられている。
12月4日に演歌界のドン・サブちゃんこと北島三郎が5年ぶりに出演し、代表曲「まつり」を歌うことが発表された。
「例年以上に『目玉がない』とささやかれていただけに、プロデューサー級の現場上層部が焦って、さまざま大物歌手にかたっぱしから当たり、頭を下げまくったようです。発表が放送ぎりぎりの直前になりましたが、それが功を奏すかもしれません」(テレビ局関係者)
NHKが12月に入り北島、サザン、米津とさみだれ式にサプライズ発表したことで、紅白への関心度も上がってきている。
「このように情報を小出しにして引っ張り、関心を惹く方法は、近年多用されています。2017年に日本テレビ系で放送された『24時間テレビ40』がいい例ですよ。視聴者はチャリティーマラソンのランナーを誰が走るか知らされないまま当日を迎え、結局生放送開始から2時間が経過した頃にブルゾンちえみが務めると発表されて初めて知りました。この手法が大きな話題を呼び、結果として番組平均視聴率が18.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、24時間テレビ史上歴代2位タイの高視聴率を獲得ました。今年の紅白でNHKが意図的に情報を小出しにしているかわかりませんが、それがいい方向に向かうかもしれません」(同)
平成最後の紅白は、果たしてどれほどの視聴率を獲得するだろうか?