昨年末の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)直後の動画配信番組で、後輩芸人から誹謗中傷を浴びたタレントの上沼恵美子が、2011年に芸能界を引退した島田紳助に芸能界復帰を促した。長年、テレビの世界から身を引いている紳助に、このタイミングで復帰を呼びかけたのはなぜか?
上沼は13日放送の自身の冠番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)で、紳助と再三にわたって引退について話し合っていたことを告白。
2人は『M-1グランプリ』の創始者と審査員という間柄。10代から姉妹で漫才コンビを組んでいた上沼が当然、芸歴でも先輩にあたる。
「関西では“女帝”といわれる上沼さんが呼びかけた意味は大きい。これまで復帰を画策していた吉本の幹部以上のパワーがあるでしょうね」と分析するのは、お笑い関係者。
「もし、番組で対談が実現すれば話題にもなるし、当然『M-1』の話にもなる。そもそも、『M-1』の一件で上沼は被害者の立場ではあるが、良くも悪くも注目されたまま。紳助は週刊誌上で上沼へ直接謝罪する旨を表明していましたので、最終的にいい形で着地させるためには共演が必要だと考えたんでしょう」(同)
一方で、中堅放送作家は「バラエティ番組において、我が強すぎる紳助を毛嫌いするスタッフや芸人が多かったのも、また事実。仮に今回の件で、再びテレビの世界に戻れば、頭を抱える者は多い」と危惧する。
大御所タレントから投げられたボールに、紳助はどんな反応を示すのか?