ミュージカル『テニスの王子様』など、2.5次元舞台で活躍してきた元“プリンス”、俳優・小越勇輝(24)が出演し、若手俳優ファン、舞台ファンから注目を集めた恋愛リアリティー番組『私の年下王子さま Winter Lovers』(AbemaTV)の最終回が26日に配信され、その結果をめぐり、現在ファンたちがネット上で大論争を巻き起こしている。
果たして何組のカップルが誕生したのか、そしてゆうきはオトナ女子の“王子様”になれたのか――? 運命の最終回をレビュー!
(前回までのレビューはこちらから)
とうとうやってきた告白旅行最終日。
まあや(27)をめぐってバッチバチのとっしー(19)とLindow(22)は、体育館という場所を利用して、とっしーが「好きだー!」と大声で叫ぶという、今時、青春映画でもなかなか見ないようなクサいことをやってのければ、バスケ経験者の長身ハーフ男子・Lindowがドリブルをしながらスポーツ男子っぷりを猛アピール。
他の人で揺れていたものの、お互い1人に絞ったてつ(21)とりん(28)は、これでうまくいくのかと思いきや、「今後自分と他の誰かで揺れることがないのか」「正直、付き合うの怖い」と、りんが、寸前まで自分とせりな(29)で迷っていたてつに不安をぶつける。
一方、前回てつにフラれてしまい、強がってみせるもまだ引きずっているようにも見えるせりな。なかなか自分の気持ちを出してこないたいしゅう(20)に、「私のどこが好きなの?」「他に話すことない?」と圧をかけるが、それでもうまく言葉が出てこない口下手なたいしゅうは、結局最後までアピールできなかった……。
もはや安定感を感じさせるゆうき(24)&とっきー(32)はというと、「めちゃくちゃ楽しかった」と自然に手をつないだり、とっきーのカバンには、ゆうきから誕生日プレゼントにもらったキーホルダーがついていたりして、すでに出来上がっている状態。
しかし、表情がすぐれないとっきーは、
「一緒にいたいと思うから、『付き合いたい!』ってなるわけやんか。でも、いろいろ先のこととか考えると、それだけじゃなくてもっともっと深い話をせなあかんねんけど、そうやっていきなり“生涯のパートナー”って決めつけて付き合いを始めるのって、性格的にそんな好きじゃなくて……」
「とはいえ、それをまったく関係なしに不安な気持ちがあるままで付き合ってもいいのかなとか……」
と、矛盾した気持ちと葛藤していることを素直に打ち明けた。やはり、年の差は大きいのか、年下男子との明るい未来を前に、妙に慎重になるオトナ女子たち。その女心は複雑なようだ。
■想定外のまさかの結果に
告白の結果、たいしゅう&せりな、てつ&りんはカップル不成立。
せりな「好きとか気になる気持ちから、お付き合いする気持ちになるまでが足りなくて」
りん「出会ってから時間が短すぎちゃって。
意外とシビアだ。その後、とっしーとLindowの2人からアプローチされたまあやはとっしーを選び、晴れてカップル成立となった。
残るはゆうきととっきー。
ゆうき「ときこに出会えて幸せです。まっすぐなときこも、真剣に向き合ってくれるときこも、笑顔がかわいいときこも、挙げだしたらたくさんあるんだけど、どんなときこもだいすきです。たくさんの時間を過ごして、笑いあって、そばにいたいなって思う。ときこじゃなきゃこんなふうに思えません。幸せにします。大好きです。僕と付き合ってください」
とっきー「ゆうきは最初に会ったときからすごいしっかりしてるな、こんな子おるんやなってびっくりさせられることばっかりで。でも、結構壁作ってるんかなとか、本当のゆうきくんってどんなんやろうとか不安になったこともあったんだけど、今回の旅行ですごい真摯に向き合ってくれて、これからも頼っていきたいなって思いました。だから、私の年下王子様になってください」
ゆうき「はい」
スタジオでずっと様子を見守ってきたlol・佐藤友祐も「ハラハラさせやがって(怒)」と思わず愚痴をこぼすくらい、幸せそうな2人。
晴れて、年上女性の“王子様”となったゆうきだが、祝福の声はもちろん、批判的な声も寄せられており、さらにはそれに反論する人まで現れ、「カップル成立を受け入れられない古参ファン」vs「番組がキッカケでついた新規ファン」の争いにまで発展。彼のインスタグラムのコメント欄は地獄絵図と化している。
初回のレビューでも書いたが、番組出演にあたり、「人として等身大で恋に挑戦する」と言っていたゆうき。最終回配信後の1月28日に更新されたブログでは、
「今までにない感覚を知ることできた機会。俳優として、人間味溢れる豊かな、表現者でいたいと改めて思います」(原文ママ、以下同)
と番組出演を振り返りつつ、
「人の事を思いやれる人でありたいとも思います、みんながそんな気持ちを持っていたら世界はもう少し変わるのに」
と、おそらくアンチ的なコメントを寄せるファンに対する正直な気持ちも綴っている。
台本があるとかないとか、演技だとかそうじゃないなどを指摘する声もあるようだが、そんなのはこの際もはやどうでもいい気がする。多くのファンが聞きたいのは、遠まわしの牽制の言葉ではなく、カップル成立についての報告だろうし、それがないから「やっぱりヤラセだったんだ!」→「なんでそんな番組出たんだ!」という批判の声が大きくなっているようにも思えるが……。
2月にはファンイベントの開催も控えているようだが、そこで直接彼の口から何らかの報告があるんだろうか? 勝手ながら、「この状態でファンと接触とか大丈夫なの?」と、余計なお節介を焼いてしまう。
番組が終わって数日経った現時点では、どうしても、ドラマでも映画でもない、“恋愛リアリティーショー”に出演した彼が得たものよりも、失ったもののほうが大きかったように思えてしまうが、そうじゃなかったと証明できるかは、今後の彼次第。
番組で得たもの含め、シフトチェンジを図った彼の今後の彼の活躍にご注目あれ。
(文=みんなの推しに幸あれ)