「週刊文春」(文藝春秋)のライバル誌としてしのぎを削ってきた「週刊新潮」(新潮社)が、このところどうもおかしい。

 2月14日発売号で、ZOZOの前澤友作社長と交際中の剛力彩芽が、同社の採用面接で面接官を務めていたとする記事を掲載。

すると翌日ZOZOは、「当社の採用面接に役員及び社員以外が同席することは一切ございません」と記事を否定し、法的措置を検討していることを公表した。

「新潮については、昨年8月に日本大学芸術学部に裏口入学したと報じられた『爆笑問題太田光が名誉を傷つけられたとして東京地裁に提訴。また10月には、吉岡里帆の父親がNHK大河ドラマのプロデューサーであるという記事を載せたところ、NHKから完全否定され、赤っ恥をかいています。剛力の記事には面接時の具体的な様子も記されていたため、ネット上では『ガセだったのか』『裏取りしないでよく書けたな』と叩かれまくっています」(スポーツ紙記者)

 そんな中、新潮がひっそりと削除していた記事があるという。週刊誌記者が明かす。

「2月6日発売号では、『宇垣美里 フリー宣言でTBS重役が激怒 退社まで“飼い殺し”状態に』なる記事を掲載。宇垣アナからフリー転身することを聞かされていなかった編成担当の重役が怒り心頭で、現場に『宇垣を使うな』という指示を下しているという内容でした。ところが、この重役は『そんなことは言っていない』と編集部に猛抗議。誤報を認めたのか、同記事はWEB版の『デイリー新潮』から削除されています。この重役はよほど腹に据えかねたようで、同誌の記事を引用していた他のサイトにも記事を下ろすように片っ端から要請して回っているようです」

 いずれもインパクトのある記事だっただけに、そのぶん強烈なブーメランとなってしまったようだ。

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