3月25~29日にかけて、『めざましテレビ』(フジテレビ系/以下同)に歴代女性キャスター5人が日替わりで生出演。フジテレビお得意の“女子アナごり推し”には賛否の声が上がっているが、さらに他局の番組とのリードを広げそうだ。
同企画で番組に登場するのは、八木亜希子、木佐彩子、加藤綾子、中野美奈子、小島奈津子の5名。いずれも過去に『めざましテレビ』でキャスターを務めており、現在はフリーアナウンサーとして活躍している。中野は「久しぶりにめざましファミリーに会えること、今から楽しみでソワソワしています」とコメント。彼女は2002年から同番組で情報キャスターを務め、09年に卒業。そしてフリー転身後の13年からも、番組の“海外支局長”を約1年弱務めていた。
さらに、中野以外の4人は、同じく元『めざまし』キャスターの高島彩、生野陽子とともに、同29日放送の『めざましテレビ×明石家さんま 平成エンタメニュースの主役100人“ムチャ”なお願いしちゃいましたSP』にも出演。フジテレビ開局60周年を記念したさまざまな企画に駆り出されるようだが、SNSなどでは冷ややかな声も寄せられているという。
「近年アナウンサーの“タレント化”が問題視されていますが、一部の間ではその口火を切ったのがフジだと認識されています。中でも顕著なのが同局の“○○パンシリーズ”で、新人女子アナたちが『アヤパン』や『カトパン』といった番組を担当。番組名が担当女子アナの愛称になるほどファンには好評でしたが、バラエティー色の強い内容で『アナウンサーにはしっかりアナウンスの仕事をやらせようよ……』『売り出し方がアイドルやタレントと変わらない』などと疑問視されていました。そのため今回の企画にも、『まだフジはこんなことやってんのか……』『なんか末期感がすごい』『女子アナブランドしか売りがないのかな?』といった声が。また『女子アナ揃えるんじゃなくて、大塚範一アナとかを呼んで欲しかった』との意見も上がっています」(芸能ライター)
さまざまな声が上がっている開局60周年企画だが、このような“女子アナ文化”が番組の人気を支えてきたのも事実だという。
「『めざまし』の18年年間平均視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは同時間帯トップの数字で、間違いなく“人気情報番組”といえるでしょう。現在も久慈暁子や永島優美など人気女子アナが番組を支えており、木曜パーソナリティのHey! Say! JUMP・伊野尾慧も若い女性に大人気。さらに開局60周年企画による“テコ入れ”もあるので、今後も独走状態が続きそうです」(同)
そんな『めざまし』も今年で放送25周年。今後はどのような女子アナが、番組に華を添えるのだろうか。