“銭湯名物”フルーツ牛乳販売終了も、北朝鮮で空前のブーム?  糖尿病患者増加を指摘する声も……

“銭湯名物”フルーツ牛乳販売終了も、北朝鮮で空前のブーム?  糖尿病患者増加を指摘する声も……

 平成の終わりを象徴するように、銭湯で定番だった瓶入りフルーツ牛乳「明治フルーツ」(180ml)が4月1日で販売を終える。一方、米朝の首脳会談が決裂して不穏な動きを見せる北朝鮮では、庶民の間で空前のフルーツ牛乳ブームが起きているという。今回独占入手したカタログを見ると、多種多様な商品ラインナップの存在が明らかになった。

 北朝鮮でフルーツ牛乳の流行が始まったのは、ここ1~2年とみられる。

 民間研究者は「もともと北朝鮮では、豆乳を飲むことが奨励されていた。金正日総書記が子どもたちの成長にいいとして国家レベルで豆乳を普及させ、各地に『豆乳車』が走り回った」と歴史を語る。

 正恩氏に代替わりし、食品工場に集中的な投資がなされるようになった。ほどなく、付加価値のある加工乳が続々と発売され、今日のフルーツ牛乳ブームに火が ついたという。

 今回入手したカタログは、平壌市内でマスゲームや陸上競技、サッカーができる巨大スタジアム「メーデー・スタジアム」を管理・運営する大型企業体が関係する「5・1総合加工工場」製造のフルーツ牛乳の数々。ペットボトルと真空パックのような容器に入った2つのタイプがあり 、製品名にはいずれも「ヨーグルト」の文字が入って、いわゆる飲むヨーグルトのような商品に見える。ただ、飲んだ経験を持つ訪朝者によると「ヨーグルトのようにトロトロではなく、むしろフルーツ牛乳っぽかった」という。

 味はイチゴ、リンゴ、桃、ナツメ、ブドウ、バナナといった果物のほか、「栄養」「カルシウム」「ビタミン」といった想像もできない味も交じっていた。

 日本でフルーツ牛乳といえば風呂上がりの一本が定番だが、北には温泉や公衆浴場がなく、あっても古いサウナが一般的で、湯上がりのくつろぎにフルーツ牛乳を飲む人は皆無のよう。

 前出の研究者は「明らかに子ども向け。そこら中に浮浪児がいたのは今や昔の世界で、親たちは子どもをいかに健康に、肉付き良く育てるか心血を注ぐ」と指摘する。それゆえに「栄養」「カルシウム」「ビタミン」といったフレーバーが登場しているのだ。子どもたちは、毎日のように甘ったるいフルーツ牛乳を飲んでいるとみられる。これまで北では患者が少なく、認知度も低かった糖尿病が問題になる日も近い!?

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