4月から『Live News it!』(フジテレビ系)のキャスターに就任し、古巣・フジの“夕方の顔”となった加藤綾子。そのキャスターぶりは賛否が分かれ、視聴率は苦戦が伝えられており、「果たしていま受けるべき仕事だったのか」とネット上でも議論を呼んでいる。
「帯の『めざましテレビ』とそれ以外のレギュラー番組の兼務による疲労で、『めざまし』放送中に倒れたことがフジ退社の大きな要因だったカトパンが、まさかフジの帯番組をまた担当するとは驚かされました。活動の柱のひとつにしようと本格女優デビューした昨年の『ブラックペアン』(TBS系)での演技が不評で、売り出し戦略を修正する中で浮上した話にタイミングよく乗っかったようですね」(芸能関係者)
だが、カトパン起用は、フジにとってもギリギリの選択だったといわれている。
「あの枠はもともと、NHKを辞めた登坂淳一アナが担当するはずでした。ところが、直前にセクハラ問題で降板し、急きょ、安定感のある島田彩夏アナらが起用されたものの、いかんせん華やかさに欠け、視聴率は低迷してました。今回、外部の硬派なキャスターの起用案もありましたが、ことごとく断られ、OGのカトパンにお鉢が回ってきたわけです。OGということもあり、彼氏の存在や、過去の不倫、ニャンニャン写真の有無など、いわゆる“身体検査”が行いやすかったのも、カトパン指名の理由のひとつだったようです。4月23日で34歳になるカトパンは絶賛婚活中ですが、何か問題が起きてからでは遅いと、『結婚はいいが、デキ婚はダメ』『不倫は絶対ダメ』をはじめ、社会全体のセクハラへの意識が高まる中、かなり踏み込んだ注文がついたと伝わっています」(放送担当記者)
この話からわかるのは、フジのセクハラ体質が相変わらずであることだ。
「カトパンは入社試験のときに、『セクシーポーズをしてください』と言われて、スカートの裾をたくしあげたと明かしたことがあります。三田友梨佳アナも、『ビヨンセのモノマネをして』と言われ、悩ましく腰を振って踊ったことを明らかにしている。古くは河野景子が、男性経験を聞かれたという話もあり、セクハラ身体検査はフジの悪しき伝統ですからね」(同)
生放送でカトパンが帯で見られるようになったことは悪い話ではないのだが、そんなフジにはもう何も期待はできそうもない。結局、カトパン的にはこれといった実績にもならず、くたびれもうけで1年後にまた改編、降板――というシナリオが見え隠れするのだが……。