チャラ男漫才で大ブレーク中のお笑いコンビ・EXIT。現在“最も客が呼べるコンビ“のひとつとして大人気となっているが、所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーに酷使されているとの懸念が浮上している。



「たしかに、EXITは大人気です。テレビやネット番組でも引っ張りだこだし、劇場に出れば、声援がとんでもないことになっている。それだけ人気なのだから、いろんなライブやイベントにも駆り出されているのは事実です」(お笑い関係者)

 たとえば、あまりチケットの売れ行きがよくないライブがあると、EXITを追加ゲストとして出演させて、チケットをさばくといったこともあるようだ。

「吉本的には“困った時のEXIT頼み”といった感じのようです。EXITのスケジュールが空いている限り、どんどん舞台に上げているような状況だとか。ただ、EXIT目当ての客が多いので、EXITの出番が終わると客も一緒に帰ってしまう――なんていうこともあるみたいです」(同)

 今が稼ぎ時ということなのかもしれないが、忙しすぎてEXITが潰れてしまう危険性もある。それでも、EXITを酷使する理由があるという。

「彼ら以外にも、客を呼べる旬の芸人は何組かいます。でも、和牛かまいたちなどは、キャリア的にはすでに中堅なので、あんまりむちゃなブッキングがしにくい、霜降り明星はメディアが優先……などといったいろんな事情があって、結局いちばん使いやすいEXITが酷使されるという流れになる。

 まあ、EXITは正統派ではないし、“キャラ物芸人”なので、吉本としてもあまり長いスパンで売るという感じでもないのでしょうね。だから、今のうちにできるだけ稼いでおきたいということなのかもしれません」(同)

 これまでも、短期間で稼ぎに稼いで消えていった“キャラ物芸人”はたくさんいた。EXITも、そうなってしまうのだろうか?

「同世代くらいの、使いやすくて人気のある芸人が出てこないと、EXITの負担は軽くならないでしょう。
彼らは、むしろライバルの台頭を待っていたりして」(同)

 短期間で消費されやすいという意味では、急に売れすぎるのも困りもの。若手芸人は、徐々に売れていったほうが息長く活動できそうだ。

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