カラテカ・入江慎也の詐欺グループへの闇営業問題が波紋を広げている。

 この問題で、まだあまり語られていない視点があるとすれば、テレビ的には売れてもいない入江ごとき後輩の「顔出してくれませんか」という誘いに、なぜ、いまさら闇営業の必要もなさそうな雨上がり決死隊宮迫博之までが、しかもノーギャラ(宮迫談)で顔を出したかというところである。



 ある放送作家は、こう話す。

「それはよく知られているように、入江は先輩芸人らの合コンのセッティング役を長く任されてきて、何人もの若い女の子を彼らに供給し続け、抱かせ続けてきたからにほかなりません。入江の頼みを聞いてやれば、またおいしい思いができるという考えがあるからですよ」

 これがまさに、入江が広く人脈を広げていった秘密でもあるのだろう。

 数年前、合コンをきっかけに知り合った入江に呼ばれて、宮迫やダウンタウン松本人志らとのヤリコンに数回参加したという、男性向けマッサージ店勤務女性はこう話す。

「当時、松本さんのレギュラー番組の収録がなかった金曜日に、よく合コンが行われていたんです。集合場所は、恵比寿の会員制バーでした。
松本さんや宮迫さんは、だいたい先についていてカウンターでだべっていて、私たちが到着しても、横目でチラッと見て何を言うわけでもないすかした感じ(笑)。でも、場所を変えて合コンになると、『俺は女の子が喜んでくれるのが好き』みたいな“サービスのS”アピールをしはじめるのがお約束で、『あぁ~、今日は絶対にヤリたい』とハッキリ口にすることもありました」

 その後は、当たり前のようにホテルに移動するのだというが、

「途中のコンビニでお茶やお酒を買っていくんですけど、そのときにゴムをさりげなくカゴの下にしのばせる入江さんを見て、“相当、慣れてるんだな”と思いましたね。なんでも、松本さんがホテルに備え付けのゴムを信用していないとのことでしたね」

 あるときは、ホテルがいっぱいで入れずに、宮迫が代々木八幡に借りていた愛人との密会部屋に移動しての行為となったこともあったという。

「入江さんは終始サポート役でしたが、松本さんや宮迫さんが満足して、私たちもシャワーを浴びていたら、急に入江さんと後輩芸人がシャワーに入ってきて、“口でやって”と迫ってきたことがありました」

 こうしたヤリコンを数限りなくセッティングしながら、先輩芸人やさまざまな業界の大物たちを自分の人脈に取り込みながら「友達5000人芸人」として自身をブランディングしていったのだ。

 入江の解雇を受けて、松本は入江に連絡をとり、

「お前も悪いし、これはペナルティだからしょうがない。おとなしくしとけということしか言えなかった」

 と話したと、レギュラー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で語っていた。


「『おとなしくしとけ』とは、しばらくしたら復帰させてやる、あるいはよしもと復帰は無理でも、何らかのサポートはしてやるというニュアンスも読み取れなくもない。入江にバラされたら大変なことになる、多くの秘密があるだけに歯切れが悪そうでしたね」(前出・放送作家)

 入江くん、事務所をクビになったことだし、いっそのこと自分を利用するだけ利用してきた芸人、芸能人、スポーツ選手らの実名を、全部をぶちまけてみるのはどうか?