乃木坂46キャプテン桜井玲香が8日、グループからの卒業を公式ブログで発表した。

 9月1日に東京・神宮球場で行われる「乃木坂46 真夏の全国ツアー2019」の千秋楽公演をもって卒業する。

桜井はブログで、「ここ数年、卒業していくメンバーが増え、いろいろなフィールドで奮闘する姿を見て、自分もそろそろ乃木坂46のその先に続く新たな道標をつくる立場にまわるべきだと思うようになりました」と、卒業を決めた経緯を説明。

 昨年から今年にかけて、卒業ラッシュが続く乃木坂。初代センターの生駒里奈(昨年5月卒業)、エースだった西野七瀬(同12月卒業)に続き、キャプテンの桜井までグループを離れるとなると、いよいよ乃木坂は転換期を迎えていると言っていい。

「乃木坂は2011年、オーディションで3万8,934人の中から選ばれた桜井ら1期生メンバー36名でスタート。桜井の卒業によって、気がついてみれば、残る1期生もたったの11名です。4期生も加入したことだし、1期の非選抜メンバー、選抜組でもポジションが2、3列目のメンバーの卒業が、今後相次ぐと思います」(アイドル誌編集者)

 この数年来、乃木坂は1期生メンバーの高齢化による世代交代の必要性が叫ばれており、白石麻衣などは毎年のように卒業説がささやかれてきたものだった。


「白石はソロ活動も活発で、その美貌に憧れる女性ファンも多く、アイドルの枠に留まらない人気を誇っています。加えて年齢も今年27歳と、グループで2番目の年長だけに、いつ卒業してもおかしくないとみられていました。しかし、桜井の卒業によって、白石の卒業は遠のいた気もします。なんといっても彼女は乃木坂の顔として、グループをアイドル界の頂点に押し上げた存在。初代センター、エース、キャプテンに続き、白石まで卒業となると、初期からのファンが離れてしまう恐れがあります。グループが転換期を迎えているとはいえ、運営もそこまでの冒険はしないでしょう」(同)

 逆に、卒業が近そうな1期生が生田絵梨花
センター経験もあり、選抜メンバーであるだけでなく、常にポジションは1列目という人気者だ。

「最近の生田の主戦場はミュージカルで、過密スケジュールのために乃木坂メンバーとしての活動もままならない状態。もはや、グループに留まるのは限界かもしれません。何よりも、本人がもともとミュージカル女優を目指していたこともあり、アイドルを強く志向していないですからね」(同)

 判断が難しいのが松村沙友理高山一実秋元真夏の3人。

「彼女たちも選抜常連組ですが、ポジションは2、3列目だし、年齢的にも卒業してもおかしくありません。実際、ピンでのテレビ出演も多いですしね。
ただ、彼女たちはいわゆるバラエティー担当で、現状ではグループの中で後に続く存在が育っていません。彼女たちが乃木坂を抜けると、冠番組などで大幅な戦力ダウンになってしまいます。なので、卒業はもう少し先になるかもしれません」(同)

 また、気になるのは、桜井が抜けた後の次期キャプテン。桜井はポンコツキャラながら、不遇だった初期から全盛期の現在までグループをまとめ上げてきた存在として、メンバーのみならずファンからの信頼も厚い。

「世代交代という点からすると、次期キャプテンに1期生や2期生は考えにくい。となると、3期生ということになりますが、桜井がそうだったように、キャプテンは選抜常連メンバーという条件が付きます。
与田祐希大園桃子山下美月梅澤美波の4人が当てはまるのですが、与田も大園も山下もリーダーのキャラではないので、梅澤が次期キャプテン候補の最右翼ではないでしょうか。梅澤は170cmの長身で、アイドルというよりもキリッとしたモデル系の美女。真面目でしっかり者と、現場での評判もすこぶるいい。キャプテンに向いていると思いますよ」(同)

 初期からの主要メンバーの相次ぐ卒業で、乃木坂はどう変わるのか。ファンとしては、目が離せないところだ。