Netflix「全裸監督」公式サイトより

 山田孝之が伝説のAV監督の村西とおる氏を演じるNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」が話題を集めている。

 村西氏といえば、AV黄金時代に黒木香ら数々の人気女優を世に放つ一方で、前科7犯、借金50億円、米国司法当局から懲役370年を求刑されるなど波乱に満ちた半生が知られている。

 自らが監督・男優・カメラマンを兼ねて本番をする“ハメ撮り”や駅弁ファックの発案者とも言われており、「ナイスですね~」などセールスマン時代に培った独特の話術や応酬話法も有名だ。

 そんな過激な映像作品に対しては、体当たりで主演を務めた山田も含めて、かねてから“村西ファン”を公言するお笑い芸人の有吉弘行も自身のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で絶賛するなど、各方面から称賛の声があがっているが、その一方で芸能界からはこんな声も……。

「村西さんといえば、サブカル界隈では昔からかなりの有名人ですが、さすがに今回、山田さんをはじめ、満島真之介さん、玉山鉄二さんら豪華キャストによる映像作品化は驚きました。それと言うのも、村西さんはかねてからジャニーズ事務所の天敵として業界内では知られていますからね」とは某芸能事務所のベテランマネジャー。

 村西氏といえば、かつて当時、同事務所に所属していた田原俊彦と一夜を共にしたという女優の告白AVを発売。これにより、同事務所と対立し、メリー喜多川副社長から呼び出されて直接罵倒された経験を持つ。

「この一件を機にアンチジャニーズとなった村西さんは、電話回線を使ってジャニーズタレントのスキャンダルを集めたり、かつてジャニー喜多川社長の寵愛を受けた元『フォーリーブス』の北公次さんの告白自伝本の発刊に一役買ったり、自身のコラムやメルマガでたびたびジャニーズ事務所を批判するなど、対ジャニーズに闘志を燃やし続けてきましたからね。この度の『全裸監督』の大反響に、ジャニーズ事務所は苦虫を噛み潰しているでしょうね」(前出・マネージャー)

 AV業界のレジェンドを描いた映像作品化に芸能界も揺らいでいる?