日本テレビ・汐留タワー

デスク 今年も『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放送されたね。

記者 平均視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、瞬間最高視聴率はエンディングを迎えた午後8時51分の39.0%だったそうです。

エセチャリティ番組なんて揶揄されてますが、なんだかんだ、数字持ってるんですよね。

デスク やっぱり、エンディングの「サライ」を聞かないと、8月が終わらないっていうのかな……。僕もエンディングだけは毎年必ず見てる(笑)。今年のチャリティーマラソンは駅伝方式が採られたけど、最終ランナー・いとうあさこが、両国国技館へあと少しで到着するというところで番組は終了。「駅伝のゴールは(次番組の)『行列のできる法律相談所』で生放送」との告知が入ったけど、結局、番組が始まる前のCM中にゴールしちゃったみたいだね。せっかくの見せどころだったに、かわいそうだったなぁ。

記者 当日発表となった“最後のランナー”は大方の予想通り、水卜麻美アナでしたし、なんかパッとしなかったですね。チャリティーマラソンは本番前の練習期間も含めて拘束時間が長く、苦労も多いとはいえ、いざ出演すればタレント好感度も上がるし、日テレとのパイプも強まるということでやりたがる芸能人も多かったんですが、近年は候補者の辞退が続出し、仕方なく駅伝形式となったようです。

デスク デーブ・スペクターもTwitterで指摘してたけど、「障害を持つ方へのサポートを目的にしているはずなのに、実際は広告代理店と企業の利益とイメージアップのために続けられている」というのが実情だよね。近年は、裏でやってるEテレ『バリバラ』のほうがよっぽど話題になってる。僕らも毎年毎年『24時間テレビ』についてああだこうだ書くの、飽きちゃったよ!

『24時間テレビ』今年も高視聴率、『全裸監督』ヒットでテレビ業界ピンチ、青汁王子の源氏名がダサい……週末芸能ニュース雑話
山田孝之

記者 そんな体たらくな民放を尻目に、Netflixで配信中の『全裸監督』が各所で話題になっています。AV界の帝王として名をはせた村西とおるの半生を描いた作品で、白ブリーフ姿の山田孝之が「ナイスですね」「ビューティフルです」と熱演しています。

デスク 見た見た! 山田クン、村西監督にそっくりすぎてびっくりしたよ。しょっちゅうセックスシーンがあるから、嫁と娘にバレないように、こっそり視聴したよ。スポンサーやコンプラを気にしすぎて過剰に規制しがちな地上波ドラマに比べ、予算も潤沢で縛りもないNetflixや外資に活路を見いだすクリエイターはこれからどんどん増えていくだろうね。

記者 実際、すでに有能なテレビマンは、こぞって外資に移っているとか。僕もすっかり地上波のドラマは見なくなって、夜な夜なNetflixを徘徊してます。

デスク 若い放送作家の子たちはどんどんYouTubeをはじめとしたネットを主戦場にしているし、ジャニーズや吉本への忖度うんぬんって言ってる場合じゃないよね。

テレビ業界、マジでヤバい!

記者 今年2月、脱税容疑で逮捕された“青汁王子”こと三崎優太被告が8月19日、新宿歌舞伎町・愛本店でホストデビュー。源氏名は「三崎愛汁(えちる)」だそうです。

デスク 何それ!? めっちゃダサくない!?  

記者 自身のTwitter上でフォロワーから募集したみたいですよ。初出勤当日の売り上げは、なんと370万円超。その後5日間の出勤で、売り上げが3,000万円超、指名本数86本だったことを報告しています。一部では、いま若者から絶大な人気を誇るローランド級になれるのでは、という声もあるそうですが……。

デスク ちょっとちょっとー! ローランド様と一緒にするなんて100年早いよ。彼は18歳からホストを始めて、その頂点を極めた本当のスターだよ!? ……僕、『ソノサキ』(テレビ朝日系)見て、すっかりファンになっちゃって(てへ)。とにかく、彼の口からは名言しか出てこないんだよ。

記者 ローランドさんの『俺か、俺以外か。』(KADOKAWA)は、確かに面白かったです。青汁王子もビジネス書を出す計画が水面下で進められていたそうですが、プロデューサーとして暗躍していたのが、カラテカ・入江慎也だったとか。

しかし、先の闇営業問題で、立ち消えになったといいます。

デスク なんか2人とも、うさん臭さが漂うもんね。そういえば入江、渋谷でボランティア活動していたところを週刊誌で直撃されてたね。みんなそんなにボランティアが好きなら『24時間テレビ』でテレフォンオペレーターでもやればよかったのに!