
中国版Twitterともいわれる「微博」だが、その利用者は7億人を突破し、山下智久や木村拓哉、福山雅治など、日本の人気芸能人たちもアカウントを開設。日々、中国語で更新を行うなど、中国進出の重要な足掛かりとなっている。そんな中でも今、最も注目されている日本人がGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー・片寄涼太(25)だ。片寄の微博は現在、フォロワー数200万人を超える人気アカウントとなっている。
片寄の25回目の誕生日となった8月29日には、太妃糖(タフィー)と呼ばれる中国人ファンたちが費用を出し合い、米ニューヨーク・タイムズスクエアに設置されている複数の屋外ビジョンにお祝い広告を掲出。この広告は一日中、繰り返し表示されていたというから、費用はかなりのものだったと思われる。また、同日には上海中心街の屋外ビジョンでも、同様のお祝い広告が掲出されていたという。

そもそも中国で片寄の人気が爆発したきっかけは、2017年に公開されたラブコメ映画『兄に愛されすぎて困ってます』への出演だった。血のつながらない兄妹の禁断のラブストーリーで、兄役を演じる片寄が、妹役を演じる土屋太鳳と恋をするという内容で、日本の人気少女コミックが原作だったこともあり、中国や台湾などの中華圏でも大きな注目を浴びていた。さらに、中国では同作のドラマ版および映画版がネット配信されたことで、若い世代の女性を中心に片寄のファンが急増したのである。