Phonics公式サイトより

 元フジテレビアナの中野美奈子が10月6日、日本テレビ系『誰だって波瀾爆笑』に出演。フジの新人女子アナの登竜門的番組だった『〇〇パン』シリーズについて言及する一幕があった。

 同シリーズは、2000年に千野志麻が初代を務めた『チノパン』からスタート。以来、高島彩の『アヤパン』、加藤綾子の『カトパン』、三田友梨佳の『ミタパン』など、愛称が浸透するとともに知名度も上昇。現在の人気アナの地位を築くのに一役買ったのは間違いない。

「フジ時代は高島と並ぶアイドルアナだった中野ですが、番組では彼女にも『〇〇パン』のオファーが来ていたことが明かされました。しかし、彼女は当時、報道志望だったことから、『パンをやってしまうと結構バラエティ色が強いので、そこから抜けられないんじゃないかと思って』との理由で断ったそう。そのため、現場では『ちょっとだけ不穏な空気が流れた』と振り返っていました。

中野は結局バラエティ畑のままでしたし、三田アナは現在、報道番組『FNN Live News α』のキャスターを務めています。それでも、結果的に『ミナパン』を拒否したことはその後の彼女の女子アナ人生にとっては正解だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 同シリーズは、「〇〇パン」の愛称が定着すればブレイクにつながるが、一方で浸透しなかった場合は“不人気アナ”のレッテルを貼られるなど、本人は黒歴史を背負ったままその後の活動をマイナスからスタートするという諸刃の刃でもあった。

「パンアナの中で、まったく浸透しなかったトップ3といえば、『ミカパン(三上真奈アナ)』『ユミパン(永島優美アナ)』『クジパン(久慈暁子アナ)』でしょう。○○パンが多くなりすぎてレア感もなくなったというのもありますが、千野の語呂合わせから付けられた『パン』が『パンツ』の意味であることが、昨今のコンプライアンスの時流から『セクハラ』臭が漂っていたことも定着しなかった理由でしょう。永島アナに至っては、本来の読み方は『ユウミ』なのに『ユミ』だと間違って覚えられるなど、ネーミング的にも無理がありました」(前出の記者)

 中野の告白を聞いて、後輩女子アナ3人は「断ってもよかったの⁉」と地団駄を踏んでいるかもしれない。