「あまりにも用意周到なスタートなので、関ジャニ∞のファンも困惑しています。新しいアーティスト写真も口ひげを生やして、白いTシャツに紺のジャケットという、これまでにはない無骨な雰囲気で、そこに驚くファンは少なくないようです」(女性週刊誌記者)
関ジャニ∞時代の錦戸は、個性的な他のメンバーたちに比べると、正統派のイケメンで、ルックス的には清潔感がある方だった。
「ソロとなって公開されたアーティスト写真はちょっとだらしない雰囲気というか、そのへんにいる“みすぼらしいお兄さん”といった感じで、“スターっぽさ”はかなり薄れている。これは同じく関ジャニ∞を脱退した渋谷すばるにも共通するんですが、ジャニーズのタレントは退所すると、一気に“普通の人”っぽい方向性に進んでいきがち。キラキラしたアイドルの世界から抜け出すための退所ということもあるだろうし、アイドル時代の反動もあるのでしょう」(同)
そもそもジャニーズのタレントたちは、決してオシャレではないという意見もある。
「子供の頃からジャニーズ事務所に入ってアイドルをやっていると、プライベートではできるだけ静かにしていたいという傾向になりやすく、普段はとんでもなく地味だというジャニーズタレントも多い。嵐の大野智などは、母親が買ってきた服を着ているそうだし、二宮和也も私服には無頓着だといいます。王子様的なイメージの堂本光一もファッションには全然興味がなく、ジャージ姿でいることも多いとも」(同)
普段の地味な姿を覆い隠して、アイドルとして輝く姿をファンに届けているジャニーズのタレントたち。退所後の姿に幻滅するファンも少なくないのではないだろうか。
「ジャニーズは、普通の男の子をアイドルとして魅せる術を熟知しているわけです。退所したタレントたちは、本人の意志で“普通の人”になったと思っているかもしれませんが、実際にはジャニーズという魔法が解けただけのこと。
この点に気づかず、“普通の人”としての自分ばかりを押し通していても、なかなかファンを楽しませることはできないでしょう。
なんだかんだ言っても、アイドルを作り出すプロであるのがジャニーズ事務所。その傘から外れたタレントたちが、しっかりファンを喜ばせていくのはそう簡単なことではなさそうだ。