
テレビ業界では波瑠と共に、“新・高視聴率女優”として重宝されている若手女優・高畑充希に暗雲が立ち込めた。
高畑の主演ドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)が9日にスタートしたが、初回視聴率は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調な発進となってしまったのだ。同局の看板ドラマである水曜ドラマ枠で、初回が1ケタ台にとどまったのは、昨年1月期『anone』(広瀬すず主演)の9.2%以来の非常事態だ。
「『同期のサクラ』の前半部分が、テレビ朝日の鉄板ドラマで16.7%をマークした『相棒season18』初回スペシャルとバッティングしてしまった影響もあるとは思いますが、10月期の注目ドラマの一つであったのに、初回が8%台というのはなんとも低すぎる数字です」(テレビ誌ライター)
ここ最近の日テレ・水曜ドラマ枠では、“爆死濃厚”と言われた『白衣の戦士!』(4月期、中条あやみ&水川あさみ主演)でさえ、10.3%と2ケタ発進していた。それだけに『同期のサクラ』の低調スタートはかなり深刻だ。しかも、第2話がオンエアされる16日も、裏の『相棒』が2回連続で90分での拡大放送する予定で、厳しい状況が続きそうだ。
高畑は大ヒットした、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年前期)でヒロインを務めブレーク。その後、プライム帯で主演した連ドラは、『過保護のカホコ』(17年7月期、日テレ系)が平均11.5%、『メゾン・ド・ポリス』(1月期、TBS系)が10.3%と、いずれも2ケタを突破し、業界では「高畑主演のドラマなら数字が獲れる」と言われるようになっていた。