今週の注目記事・第1位「安倍『桜を見る会』に新証拠」(『週刊文春』12/5号)「『神の水』でつながる『安倍総理』と『ニューオータニ』のただならぬ関係」(『週刊新潮』12/5号)
同・第2位「摩訶不思議な少女連続監禁事件、犯人は安倍晋太郎元外相金庫番の孫だった」(『週刊新潮』12/5号)「『元優等生』誘拐犯、少女たちとの異様な共同生活」(『週刊文春』12/5号)
同・第3位「『婚活リアリティー番組はやらせでした』<内部告発>」(『週刊文春』12/5号)
同・第4位「『桜を見る会』を仕切り、『反安倍』を叩きまくる安倍晋三『宣伝工作部隊』の素性」(『週刊ポスト』12/13号)
同・第5位「『ふるさと納税』でソフトバンクと楽天が焼け太りしている」(『週刊現代』12/7・14号)
同・第6位「石破茂 桜問題『安倍首相は疑問に答えよ』」(『サンデー毎日』12/8号)
同・第7位「『300円ショップ』時代がやってきた」(『フライデー』12/13号)
同・第8位「『秋篠宮さま」が『眞子さま」に決断を迫った『誕生日会見』の重大発言」(『週刊新潮』12/5号)
同・第9位「六代目山口組が『神戸制圧戦』ついに開始」(『アサヒ芸能』12/5号)
同・第10位「日本全国で少女が続々と蒸発している!」(『フライデー』12/13号)
同・第11位「だんだん蜜味/誘ったのは私!浮間舟渡の賭け-壇蜜『恋は狂気』の結婚秘話」(『週刊新潮』12/5号)
同・第12位「要注意 大地震が名古屋と横浜に」(『週刊現代』12/7・14号)
同・第13位「『コスプレでエロいこと……』伊藤忠幹部のセクハラLINE」(『週刊文春』12/5号)
同・第14位「愛子さま『学習院大』進学で『女帝論争』と『秋篠宮家』の未来」(『週刊ポスト』12/13号)
同・第15位「ビートたけしの『ブラック流行語大賞』2019」(『週刊ポスト』12/13号)
同・第16位「キムタク初めて洩らした苦悩『もう戻ってこられないと』」(『週刊文春』12/5号)
同・第17位「睡眠の新常識『不眠』の謎が解けた!」(『週刊文春』12/5号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
まずは文春から。「よく眠るための5大ルール」。
やはり文春が、キムタクが10月中旬に極秘裏に行われたプロモーションビデオの撮影現場で、500人ぐらい集まったファンやスタッフの前で、感極まった声で、「もうこういう場所には戻ってこられないと思ってました」と告白したと報じている。
これは、SMAP解散以来、初のソロデビューになる新曲のPVだったという。
ドラマでも、『グランメゾン東京』(TBS系)が好調だという。ジャニーズ事務所を出た3人は脚光を浴びているのに、残ったキムタクは「裏切者」、もうキムタクは終わったという声が多い中、復活の兆しが見えたことに素直に喜んでいるのだろう。
もうすぐ50になる男が何だよとは思うが、老いが忍び寄る怖さを一番感じているのはキムタクかもしれないな。
さて、このところ愛人問題でサエないたけしだが、恒例の「ブラック流行語大賞」でも、往年の切れ味はない。
その中では、この箇所がややよかった。
「ブラック流行語大賞でのノミネートは『滝川クリステル』だな。親父の純一郎さんが、何回も間違えてた。なぜか“テ”が“タ”になるだけで、上品な印象がアダルトビデオみたいになっちゃう。いっそのこと、“小泉チン次郎”と“滝川クリ○リス”くらいまで間違えたらもっと面白かったのに」
滑舌の悪さが毒舌の悪さにも繋がっているたけしだが、来年はテレビなんぞに出ないで、月刊「毒舌」という雑誌でも出したらどうか。
先日、“ヘアの商人”などと自称していた高須基仁(享年71)の偲ぶ会があった。
私は献杯をやった。ぴあの矢内廣社長は中央大学の高須の後輩。毎日新聞の朝比奈豊CEOは同期か。
ちょっと見、騒がしいうっとうしいヤツだと思われがちだが、付き合うとシャイなところのある好漢であった。毎年8月15日には、新宿歌舞伎町のロフトプラス1で、平和についての座談会をやり、私も何回か出た。
今年も8月15日にロフトでやるといわれていたが、所用があって顔を出せなかった。
それから1月ぐらいで亡くなってしまった。
お次はポストから。
天皇皇后の娘・愛子さんは相当優秀な頭脳を持っているようだ。失礼だが、雅子皇后の優秀さを受け継いだのであろう。
東大でも入ることができるといわれているが、ポストによると、やはり学習院大学へ進むことがほぼ決まったそうである。
その背景には、やはり、学習院には行かせず、他の学校へ入れて、小室圭のような人間と“結婚”しようとしている眞子さんの“失敗”があるのではないかというのである。
私は、学習院のような古めかしい大学よりも、東大にでも行ったらいいと思うのだが、まあ、学習院から英国の大学に留学するという選択肢も悪くはないだろう。
それにしても、早く、愛子天皇誕生が現実化するよう、政府は議論を進めるべきである。
愛子さんも2年後には成人式を迎えるのだから。
文春で、大手総合商社の伊藤忠商事の財務部、信金・投資管理担当室長(40代後半)が、伊藤忠の子会社のアラサー美人社員にセクハラで告発されている。
LINEで「朝からなんだけど、●●にコスプレさせてエロいことしたくなってきた」などのメールを送って来たり、サークルの草津温泉旅行では、他のメンバーが全員ドタキャンしたにもかかわらず、強引に2人で行き、同じ部屋に寝かせ、夜、覆いかぶさってきたというのだ。
おかしいのは、彼女が子会社の社長に相談したにもかかわらず、「あいつはそういうやつだ」というだけで、伊藤忠本社からも何も報告がないというのである。
好業績で、今や総合商社の1位を狙える伊藤忠が、もし、こんなセクハラ男を見逃しているとしたら、恥ずかしいことだと思う。
ところでNHKは大地震についての何らかの“確実”な情報を掴んでいるのではないか。私はそう睨んでいるのだが。
NHKは、12月2日から4夜連続でVFX映像を使って描き出すドラマ「パラレル東京」を放送する。
NHKはこのドラマについてこう書いている。
「30年以内に70%の確率で発生するとされている首都直下地震。内閣府が発表した被害想定に基づき、『架空の東京=パラレル東京』で『そのとき何が起こるか』をお届けします」
現代は今号で名古屋と横浜に大地震が「要注意」だと報じている。
「名古屋市内には、中心部を通る3本の断層が存在しています。現在、この断層が危ないと言われているのです」(立命館大学高橋学環太平洋文明センター長)
内閣府の中央防災会議が組織する「南海トラフの巨大地震モデル検討会」は、東海地震に対して警戒を強めているという。
駿河湾近くを震源とする東海地震は、これまで平均して150年に一回という周期で中部地方を襲ってきているそうである。
直近で、最後の東海地震となるのが安政東海地震だが、発生からすでに165年も間があいているからというのが根拠だ。
さらに、横浜にも巨大地震が起きる可能性が高いというのだ。
「横浜市から南に10kmほどのところに位置する三浦半島断層群の武山断層帯は、今後30年で6~11%と、高い確率で動くことが予想されています。ここが動いて直下型地震が起きると、横浜市内は震度6以上の強い揺れが想定されます」(地震予知連絡会会長の山岡耕春)
いずれにしても、あと20数年の内には、巨大地震が大都市を襲うことは確実と思われる。いつ起きてもいいように、日々心して生活しなければいけないのだろう。
私は壇蜜(38)という女性にさほど興味はない。新潮でエッセイと自作の俳句を披露しているが、秀句だと思ったことはない。
だが、彼女は「愛人にしたい女性」アンケートで毎年上位にランクされる。その彼女が、漫画家と結婚したことが話題である。
漫画についても全く興味のない私だから、清野とおる(39)と聞いてもわからないが、自称「マイナーカルト漫画家」だそうだから、私が知らなくて当然だろう。
『東京都北区赤羽』という漫画で、「清野氏が生活する赤羽の街を舞台に、『ちょっと(あるいはかなり)変わった人やお店』との関わりを描く実録エッセイ漫画」(文春)だそうだ。
おもしろいのは、壇蜜の方がお熱だったらしい。モテる女は、無視されると燃え上がるといわれるが、彼女もそうだったのか。
フライデーは、2人の少女をSNSで誘い、自分の家に「監禁」していた伊藤仁士容疑者の事件を追いながら、日本全国で少女たちが次々に「蒸発」していると報じている。
2018年には、SNSが原因で犯罪に遭った18歳未満は1811人もいるという。
今年1月に京都府舞鶴市内の自宅から失踪して、いまだ行方が知れない堀田菜月(当時18歳)もその一人。
彼女の母親は、何の前触れもなくいつの間にかいなくなったと話している。郵便受けには、「私は一人の人間として学び、本当の幸せを見つける旅に出ます」「捜さないでください」という手紙が残されていたそうだ。
SNSは、親などが気付かないところで犯罪者とつながることができてしまう。これ以上被害者を増やさないために何ができるのか、今回の事件をきっかけに、衆知を集めて真剣に考えるべき時である。
さて、六代目山口組のナンバー2、高山清司若頭が出所して、いよいよ、神戸山口組との抗争が本格化してきたようだ。
アサ芸によれば、11月18日午前8時55分、突然、熊本中央署に現れた男が、「組幹部を刺してきた」と告白したという。
出頭してきたのは六代目山口組傘下の2人の組員。負傷したのは神戸山口組の幹部。
11月19日には、札幌市内にある神戸山口組系の本部にワンボックスカーが突入した。
そして11月27日夕方、兵庫県尼崎市の路上で神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された。逮捕されたのは元山口組関係者の朝比奈久徳(52)だった。
来年は東京五輪が開催される。前の東京五輪の時も、ヤクザたちは競技開催中は自粛したというが、今回も、そうした方向で動くと見られている。そうなれば、来年春までには決着を付けたいと思うのだろう、六代目山口組の動きが急である。
1929年2月14日にシカゴで起きたノースサイド・ギャングとサウスサイド ・ギャングとの抗争事件を「聖バレンタインデーの虐殺」という。このままいくと、「聖クリスマスの虐殺」が起こるかもしれない。
とろで、Netflixが独自につくった超大作映画が11月27日から配信を開始した。
監督はマーチン・スコセッシ。俳優はロバート・デ・ニーロ、アル・パッチーノ、ジョー・ペシという豪華なものだ。上映時間は3時間を超える。
先夜、観てみた。裏社会のボスに長年仕えてきた殺し屋フランク(デ・ニーロ)が、暴力にまみれた自らの半生を振り返るという構成である。
スコセッシだと、すぐに『ギャング・オブ・ニューヨーク』の様なものを思い浮かべるが、派手なドンパチはほとんどない。
デ・ニーロとパッチ―ノとの男同士の友情と裏切りの映画とでもいえようか。
全編、静かなタッチで進んでいく。ふんだんにカネをかけた画面が何ともいえないぐらい美しい。実録ものだという。彼らの背景に、キューバ危機やケネディ暗殺事件がある。
人間の愚かさと後悔を全身で表現する老いたデ・ニーロがすごくいい。ラストは、『ゴッドファーザー part3』のようにもの悲しく終わる。
Netflixのように、観客動員を考えずに、いい映画を作ろうという野心のあるネット配信会社でなくてはできない傑作である。
ワインでも飲みながら、休日、アームチェアーにゆったり腰を掛けて観るといいと思う。
ところで、昨年のお誕生日会見で、秋篠宮は、長女・眞子さんと小室圭との結婚問題について、「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、いわゆる婚約にあたる納采の儀は行えない」と、はっきりと口にした。
今年の会見では、この問題についてどう述べられるのか、当然、宮内庁担当記者たちの関心はそこに集まった。
新潮によると、今年は11月20日の午前中に、改修工事が始まっている秋篠宮邸で行われたという。
昨年は紀子さんと一緒だったが、御代替わりで皇太子に準じる立場になったため、前例を踏まえて今年は1人で会見に臨まれた。
雰囲気はだいぶ昨年と違ったようだ。
即位の礼と大嘗祭に臨まれた感想について、「即位礼正殿の儀に出席して、前回(平成時)と一つ違うことがあった」と切り出したそうだ。
「前回は、隣に現在の陛下がおられた。私は所作がわからなければ隣を見ていればよかったのですが……」
今回はそれができないし、他の参列者は私に合わせるだろうから、所作を間違いないようにしないといけないので、少し緊張したと、和やかなムードで始まったという。
宮内庁関係者が、秋篠宮の心を推し量る。
「最近の報道で秋篠宮家に逆風が吹いているのはよくご存じで、メディアとの距離をこれ以上広げないためにも、和やかな雰囲気をお作りになりたかったのではないでしょうか」
だがその一方で、昨年同様、大嘗祭は天皇家の私費である内廷会計で行うべきだという認識は変わらないと述べたそうだ。
そして、「眞子さんのご結婚に関する行事が延期され、来年の2月で2年になるが」という質問には、「結婚の見通しについては、私が昨年お話したことと変わっておりません」と答え、来年2月で2年になるという質問には、「やはり昨年2月に“今の気持ち”というものを発表しているのですから、何らかの発表はする必要があると思っています」と明言したそうである。
宮内庁が納采の儀を2年延期すると発表した後、眞子さんと小室圭の2人が、「お気持ち」を発表した。
「秋篠宮さまは再び眞子さまに、現在のお気持ちを文書にまとめさせ、2月に発表なさるご意向なのだと思います」(宮内庁関係者)
眞子さんとどのような話し合いをしているのか、小室家とは連絡を取っているのかという質問には、「長女とは最近は、即位礼の一連の行事については話をしましたが、結婚のことについては話をする機会はありません」「小室家との連絡は、私は取っておりません」と、昨年と全く変わらないようである。
新潮は、秋篠宮も、覚悟をもって結婚への道筋、あるいは破談にするにしても、「しっかりと国民に説明するよう、眞子さまに決断を迫った」と書くが、そうだろうか。
父親として、娘の結婚問題についてどうしていいのかわからない、そういう内心の迷い、葛藤を吐露したのではないだろうか。
どちらにしても、永すぎた春をどういう形で終わらせるのか、来春には、秋篠宮夫妻も、眞子&圭も、はっきりさせることを、国民は望んでいる。
話は変わるが、私は100円ショップが好きである。週に何回かは覗いてみる。だが今は、300円ショップというのが急速に広がってきているそうだ。
フライデーが、東京23区初となる亀有にできたばかりの「THREEPPY」で評判のグッズを紹介している。
すぐにでも行って買いたいものを紹介しよう。一人用の土鍋。野菜を入れて電子レンジでチンするだけで温野菜ができる温野菜メーカー。食材を傷めないシリコントング。エコバッグ。米1合を電子レンジで7分加熱するだけで炊き立てのご飯が食べられる炊飯マグ。少し高いがBluetoothイヤホンは1000円。
スマホを入れるだけでVR動画を楽しめるVRゴーグルが500円。冬でも冷たいビールが飲めるステンレスタンブラー500円。モバイルバッテリー10000mahが1500円。
原稿など書いている場合じゃない。これから亀有へ行ってみよう。
サンデー毎日の石破茂インタビューから、今回の安倍首相の「桜を見る会」について。
「もし私が同じような局面に立たされたら、何がどう間違っていたのか、国民にどのような怒りを持たれているのかを懸命に考えて、まずは申し訳なかったと謝罪すると思う」
石破は、28日に開かれた衆院憲法審査会で発言を求めたのに指名されず、激怒し退席したという。安倍との本当の戦いは始まったばかりである。
11月29日、中曽根康弘元首相が亡くなった。享年101。古き良き時代のウルトラ保守派だった。
私は全く関心がないが、ふるさと納税が伸びているようだ。2018年度の総額は合計5127億円になり、制度が開始された11年前から63倍も伸びているというのだ。
だが、本来、そのおカネは福祉の充実などに使われるべきなのに、現代によると、実に約600億円が自治体には届かず、仲介業者に「手数料」「広告料」といった名目でソフトバンクや楽天に吸い取られているというのである。
これは、ふるさと納税の最大手仲介業者のトラストバンクが運営するポータルサイト「ふるさとチョイス」が、各自治体の返礼品をネット通販サイトと同じような形で並べ、会員登録すればクレジットカードで簡単に決済ができるようにしたことに始まる。
広告バナーやメールマガジンなども駆使して、効果的な宣伝手法で成功したそうである。
ここは、人口6000人の過疎の町・佐賀県玄海町に「寄付100万円プラン」を提案したところ、一躍有名になり、毎月3万円分の特産品を返礼品として出すと謳ったら、1年間で2億5000万円を集めたという。
泉佐野市も1年で500億円という巨額な寄付を集めた。
この巨大なマーケットにソフトや楽天が黙って見ているわけはない。
だが、これら仲介業者たちは、寄付金の10%という法外な手数料を取るのだ。
止めれば寄付が集まらないため、渋々自治体は手数料を払っているが、業者にとっては、一回システムを作ってしまえば、寄付が続く限り手数料が入って来るぼろい商売なのだ。
経済学者の野口悠紀雄はこう批判する。
「寄付は本来犠牲を伴うものなのに、自己負担なしで返礼品がもらえるような制度にした結果、都市部の減収が無視できない額になった。ふるさと納税制度の歪みのせいで、地方自治体が民間事業者に頼るような事態が生まれたわけで、論外です」
役人が思いつくことでろくなものはない。このふるさと納税がいい見本だろう。
お次はポストから。
国民政治協会という組織がある。自民党の献金の受け皿である政治資金団体で、企業や業界団体などから毎年30億円近い献金を集めている。
最近までそこの「組織部部長代理」という肩書を付けたIというのが、「桜を見る会」に来てもらえる芸能人の取りまとめ役になっていたと、ポストが報じている。
ギャラが出ないからと渋る芸能人たちをまとめているうちに、Iは安倍の「宣伝工作」を担うようになっていったという。
安倍には、そうした下支えする組織がいっぱいあるそうだ。「自民党ネットサポーターズクラブ」もそうだ。
会員は約1万9000人。安倍のサポーターが多いそうである。ネットで、野党らの批判勢力に対して、ネガティブキャンペーンの中心にはこの人間たちがいるそうだ。
また自民党にはネット監視チーム「T2」というのもあるそうだ。ネット上で誤解に基づく情報がある場合、正確な情報に修正するそうだが、自民党や安倍に対して有利な情報に書き換えるということだろう。
メンバーや所在地が不明な「謎の宣伝機関」といわれるネットサイト「テラスプレス」というのもある。
ここは、安倍の政敵、石破茂などの批判をするから、安倍寄りのネットサイトなのだろう。
神奈川県の県議の弟がやっているといわれる「政治知新」というのもあるそうだ。
謀略戦では自民党&安倍側が数歩リードしているようだ。野党もどんどん発信すればいいのだ。サイトなど1人でもできるし、しかも、何百人もいるかのように見せることも簡単にできるのだから。
次は文春。アマゾンのプライム会員になると見られる『バチェラー・ジャパン』という番組があるそうだ。アメリカでヒットした番組の日本版で、「台本なし、予測不能、人間、むきだし」という本物のリアリティーが売り物だ。
だが出演者の女性が、この番組の筋書きは「事前に決まっていた」、番組関係者が「台本なしと謳っているが、筋書きがある」、つまり「やらせ」だと告発している。
よくある、セレブな独身男に数十人もの女性が群がり、男が最後に誰を選ぶかという過程を見せる番組である。
このような番組に、筋書きがないはずがない。本当に、筋書きがないと思って観ている視聴者がいるとしたら、よほどの善人かお人好しであろう。
さて、大阪市住吉区に住む小学6年生の少女・赤坂彩葉(いろは・12)を監禁していた伊藤仁士(ひとし・35)の祖父は、安倍首相の父親・晋太郎の元秘書&金庫番だった。そう新潮が報じている。
彩葉は、SNSで知り合った伊藤に、一緒にいる15歳の女子中学生(茨城県)の「喋り相手」になってくれと誘われ、在来線を乗り継いで、栃木県の無人駅・小田林駅に行き、迎えに来た伊藤と一緒に彼の自宅まで歩いたそうだ。
見ず知らずの男にいわれて、430キロも離れた栃木までのこのこ行く彼女の神経が理解できないが、案の定、家に着いたらスマホのSIMカードを抜かれ、靴も取り上げられてしまった。
さらに伊藤から銃弾の様なものを見せられ、恐くなって逃げるに逃げられなかったという。
だが、伊藤と女子中学生が寝ているスキをついて、そこを飛び出し、小山市内の交番に駆け込み、自分が行方不明になっている彩葉だと名乗った。
県警は、女子中学生とクルマで“逃走”した伊藤を追尾して、未成年者誘拐容疑で伊藤を緊急逮捕したのである。
伊藤は取り調べに、「ツイッターで助けを求めていた子を助けてあげた。正しいことをした」と、誘拐容疑を否定しているという。
新潮で、伊藤の叔父にあたる人間が、伊藤の父親は外科医だったが、30年ほど前に自動車の事故で亡くなった、子どもたちに強くなってほしいと剣道を始めさせたと話している。
冒頭の、伊藤の祖父は伊藤五十男というそうだ。「安倍家は親族が少ない分、秘書がしっかり支えていました。(中略)最も集金力のあった晋和会の秘書代表が伊藤だった。(中略)もともと山口の農協トップの秘書を務めていて、頭角を現して晋太郎さんの秘書に収まったんです」と、安倍家と親交のある元山口新聞東京支局長濱岡博司が語っている。
だが、父親は外科医ではなく、医師の国家試験になかなか受からずに自殺したと話している。
真偽はわからないが、父親の死が、剣道少年で勉強もできた伊藤仁士の人生を暗転させたようである。さらに、有名高校の試験を落ちたことがそれに拍車をかけ、ドロップアウトしていった。
母親と2人暮らしだったが、彼の祖母が介護を必要としたため、母親が祖母の家に住み、伊藤は一人暮らしだった。
15歳の女子中学生が行方不明になってから、茨城県警の捜査員が彼女のメモから伊藤を割り出し、自宅へ行って伊藤と話し、家宅捜索もしたが、発見できなかった。
彼女は、発見されないよう床下に隠れていたそうだ。ある捜査員がこう話す。
「せっかく自分の居場所を見つけたのに自宅には絶対戻りたくないという一心で、“本気で結婚したいと思っているんです”と話していました」
新潮によれば、彩葉のほうも、保護された後も「家には帰りたくない」といって捜査員を困らせたという。新潮は、「SNSにしか居場所を求められなかった子供は知らない人にも付いて行く」と結んでいる。伊藤容疑者よりも、2人の少女の行動の方が、私を含めた世の大人たちには不可解である。
今週の第1位は、安倍首相を追い詰めているように見える、「桜を見る会」の疑惑報道に与える。新潮、文春ともに週刊誌ならではの読み応えのある記事である。
時季外れの汚れた桜が永田町を覆っている。まず文春から見てみよう。
安倍首相を追い詰めているのは、「桜を見る会」ではなく、その前夜祭の5000円問題である。あまりにも安すぎる、差額を安倍事務所が補てんしていれば、公職選挙法が禁じる寄付行為に当たるなど、野党はここぞとばかりに攻め立てているが、安倍は「価格はホテル側が設定した」「明細はこちらにない」などと、きちんと説明せずに逃げるばかりだ。
だが文春は、一枚の領収書を入手したという。金額は890,710円。「2015/04/17~2015/04/18 旅費として」とある。
文春は、これは自民党山口県第四選挙区支部の収支報告書に添付された領収書で、第四支部が89万円を山口県下関市の「サンデン旅行」に支出したものだという。
日付は、15年の「桜を見る会」の前夜祭が行われた日である。その日のツアー参加者が、当日は地元の事務所の人間や下関市長の姿まであったと証言している。
これは、ツアー参加者のおもてなしのために、地元スタッフたちが上京した時の旅費である可能性が極めて高い。第四支部の代表は「安倍晋三」だから、安倍がスタッフのための旅費を出したことになるのではないかと、文春は追及する。
「サンデン旅行」の役員も、「事務所の方の飛行機代」といっている。
したがって、安倍首相主体の政治活動になり、政党支部には税金が原資の政党交付金が支給されているから、「その使途について、支部の代表たる安倍首相は説明する義務があります」(上脇博之神戸学院大学教授)
新潮は、ニューオータニが今回の疑惑解明に全く協力しないのは、ある謎の団体「慧光塾」との密接な関係があると報じている(FLASHも同様の特集をやっている)。
ここは経営コンサルティングの看板を掲げているが、「その実態は奇怪な『お告げ』や『悪霊祓い』を行う団体」(新潮)で、代表の光永仁義に、オータニの大谷和彦社長や、彼の従弟の大谷卓男が心酔しているという。
やはり光永に心酔していた安倍が、光永を通して大谷たちと知り合ったそうだ。光永代表は“治療”も行うそうで、安倍の父親の晋太郎ががんで亡くなる前も、安倍家に赴いて「手かざし」をしていたという。
また、安倍が官房副長官になった頃、持病とは別の、命にかかわる大病だと医師から宣告されたが、「光永さんが治してくれた」と周囲に語っているそうである。
安倍の窮地を、古い友人のオータニ社長たちが沈黙を守ることで、救おうとしているという図式になるようだ。
だが、このわかりやすい安倍の疑惑は、確実に彼の支持率を下落させている。読売、共同、日経などの調査でも軒並み落としていて、「次の首相にふさわしい人」という質問では3社とも、2位の常連だった小泉進次郎を抜いて、安倍の天敵である石破茂がトップに立ったそうである。(文中一部敬称略)
【巻末付録】
まずはポストから。巻頭袋とじ「27歳女性研究者が立ち上げた<世界初>女性器博物館」
後半の袋とじは、「世界最優秀ラブグッズ『Ose』の複合快感技術日本初公開」。こんな不思議なオナニー道具があるんだね。これじゃ男は要らないな。
「日本のグラドル総選挙2019-私のビキニに清き一票を! 愛場れいら、山本ゆう、開坂映美、夏本あさみ、朝比奈祐未」「なをん/湘南の女・夕子(2)」
現代は合併号だけに力が入っている。
「シリーズ「素顔の女優」/稲森いずみ-グラビア初登場!」。稲森もいいがやはり今週の最大の売りはこの袋とじである。「<独占スクープ>田中みな実、噂の写真集を先行公開!」
TBSのアナ時代、超モテモテだった田中が、フリーになったのは14年だった。
今回、宝島社から初の写真集を出すそうだ。ヘア・ヌードはないがなかなかの脱ぎっぷりである。必見!
今週は文句なしに現代の勝ち!