
川口春奈にとって、来年は非常に重要な1年になりそうだ。
川口は、麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴された沢尻エリカ被告の代役として、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が決定。斎藤道三の娘で、織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)の役を演じる。主演の長谷川博己が演じる明智光秀と絡むシーンも多く、第2のヒロインといえる大事な役どころで、この役をうまくこなせば、女優としてランクアップするのは確実だ。
07年に芸能界デビューした川口は、13年10月期には、18歳にして、TBS系連続ドラマ『夫のカノジョ』で主演に大抜擢を受けた。だが、同作は全話平均視聴率3.87%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と壮絶な大爆死。今世紀以降、民放プライム帯で放送された連ドラ(テレビ東京は除く)の中で、ワースト視聴率を更新してしまい、6年たった現在でも、この記録は破られていない。
その後の川口は、映画で主演こそあれ、連ドラでは2番手、3番手での出演にとどまっているが、出演したドラマはいずれも低視聴率に沈んでおり、いつの間にか“数字が獲れない女優”のイメージが定着していた。
それだけに、『麒麟がくる』で女優としての評価を高めて、ドラマもそこそこの視聴率を獲得すれば、川口の株が上昇するのは必至だ。
「NHKでは、沢尻被告の代役候補だった多くの女優たちに断られて途方に暮れていただけに、“尻ぬぐい”を引き受けてくれた川口、並びに所属事務所の研音には感謝しきりです。今後は川口を主役級でのNHKドラマへの起用、21年のNHK連続テレビ小説のヒロインへの抜擢などの密約が交わされているといいますから、この先は順風満帆でしょう。民放からオファーがなくとも、当分NHKだけでもやっていける勢いです」(芸能プロ関係者)