モラハラ加害者も、実は被害者だった……「世代間連鎖」はなぜ起こる?

モラハラ加害者も、実は被害者だった……「世代間連鎖」はなぜ起こる?
       
イメージ画像(ぱくたそより)

 前回(参照記事)「モラハラ」とはなんぞや、というお話をさせていただきました。しかし、説明だけではまだピンとこない方も多いと思いますので、今回は具体的な実例を見ていきましょう。なお、本連載で取り上げる例は、僕がカウンセリングしたご夫婦(「元」含む)から許可をいただいて、個人情報に関わる部分やエピソードの詳細を一部ぼかしたものとなります。

 まずは典型的な「モラハラ」事案、Iさんご夫妻の例です。きっかけは、旦那さんからのご相談でした。

 会社員のIさんは30代前半で1つ年下のKさんと社会人サークルで知り合い、結婚。2年後に第一子が誕生し、一見幸せ家族として生活していました。ところが、子どもが生まれてから1年ほどたったある日、妻は子どもを連れて家を出て行ってしまったのです。突然の出来事に呆然とするIさん。妻から届いたメールには「あなたのモラハラがつらいので、しばらく実家に帰ります。これ以上、一緒に暮らしていると離婚も考えてしまいそうなので、いったん距離を置いて別々に暮らしたい」と書かれていました。

 妻子を養うために必死に働いてきたIさんにとって、まさに青天の霹靂でした。途方に暮れたIさんは「妻がなぜこんなことを言うのか訳がわらないし、どうしたらいいのかわからない」と、僕のところに相談にきました。

「(妻の主張は)到底納得できるものではないが、もし、自分が何かまずいことをしていたのならそれは直していきたいし、心当たりもまったくないわけではない。このまま何もせず、家族がバラバラになってしまうのは耐えられない」という言葉に、僕は少しホッとしました。というのも、本人にモラハラの自覚がなかった場合、その後の相談が非常に難しくなってしまうからです。


当時の記事を読む

吉川友のプロフィールを見る
日刊サイゾーの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

国内ニュース

国内ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2020年1月16日の社会記事

キーワード一覧

  1. 吉川友 Instagram
  2. 吉川友 ぱいぱいでか美

このカテゴリーについて

国内に起きた最新事件、社会問題などのニュースをお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。