槇原敬之

 あの名曲の数々が「放送禁止歌」に!?

 歌手の槇原敬之容疑者が覚醒剤を所持していたなどとして警視庁に逮捕された事件で、槇原容疑者の楽曲がメディアから一斉に消滅した。

日本テレビは槇原容疑者が『昼 昼 昼なんです』と歌う『ヒルナンデス!』テーマソング『LUNCH TIME WARS』の使用を見合わせ、名曲と評判だったテレビ朝日系『じゅん散歩』の『一歩一会』も差し替えとなりました。

この状況ですと、槇原容疑者がSMAPに提供した平成の代表ソング『世界に一つだけの花』も番組での使用は難しくなるでしょうね」(テレビ関係者)

 逮捕案件に限らず、これまでもテレビ局が放送を取り止めた「いわくつきソング」は数多く存在してきた。音楽ライターが明かす。

「1994年に桑田佳祐が発表した『すべての歌に懺悔しな!!』は、「儲かる話とクスリにゃ目が無い」「ドラマの主役にゃ燃えている」のフレーズが長渕剛を揶揄したのではないかと大騒動に。長渕は『俺は桑田を絶対に許さない!』と激怒。桑田は『自分のことを歌った』と弁明しています。その長渕は02年、アメリカの対テロ・アフガン戦争をテーマに『静かなるアフガン』を発売しました。しかし、「アメリカが育てたテロリスト」などアメリカを批判するフレーズのオンパレードであったため、ほとんどの局で放送禁止となりました」

 歌詞の一部修正を余儀なくされた名曲もある。

「ウルフルズは大ヒット曲『ガッツだぜ!!』をひっさげ白出場を決めましたが、この曲はもともと『モテたい、ハメたい』の歌詞がNHKの基準にひっかかっていて、『モテたい、ホレたい』に変更されていました。ウルフルズはその紅白本番は、アドリブを被せて乗り切りました。

 Mr.Childrenの『名もなき詩』も歌詞の一部に放送問題用語があるとの指摘を受け、その部分が『言葉では足りん』と差し替えに。昨年10月にリリースされた星野源の『Same Thing』は計7回登場する『fuck』がアウト。テレビ初披露となった『おげんさんといっしょ』(NHK総合)では、当該箇所にモザイクをかけ、人気声優が扮するネズミの“チュー”という鳴き声で歌を覆い隠す処置がされました」(前出・音楽ライター)

 容疑について大筋で認めているという槇原容疑者。

楽曲の封印が解かれる日は来るのだろうか。

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