小川彩佳

 TBSは28日、夜の報道番組『NEWS23』でメインキャスターを務める小川彩佳アナが第1子を妊娠中で今夏に出産予定であることを、番組の公式Twitterで発表した。

 小川アナは「出産の前後には、しばらく番組をお休みすることになりますが、体調と相談しながら、『NEWS23』に復帰したいと思っております」と発言し、“続投”に向け意欲満々だ。

 同局では、「体調が許す無理のない範囲で出産前まで番組に出演いただき、また産休の後も、ご本人と相談しながら復帰の時期を考えたいと思っています。番組としても、小川さんをしっかりサポートしていきます」と、“続投”を後押しするようなコメントを残した。

 小川アナは結婚を理由に、昨年4月上旬にテレビ朝日を退社し、同6月より『NEWS23』のMCに就任した。同7月16日に、医療系IT企業社長の豊田剛一郎氏と入籍したことを複数のメディアが報じていた。

 TBSでは、テレ朝から半ば引き抜いてまで、小川アナを『NEWS23』のMCに抜擢したが、同局の期待とは裏腹に視聴率は低迷したままで、なんとかてこ入れを図りたいのがホンネ。そんな折りの妊娠であるだけに、この機に“卒業”でもよかったはずだが……。

「小川アナは局アナではなくフリーであり、契約上の問題がなければ、いつ切ってもいいはず。しかし、産休とともに降板では“マタハラ”との批判を視聴者から受けかねない。それを交わす意味もあるでしょうしTBSでは三顧の礼を尽して招へいした経緯も踏まえ、秋頃に復帰したとして、区切りのいい来年3月あたりで降板させるというシナリオを描いているのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)

 同番組では、当時MCだった膳場貴子アナ(フリー)が2015年に妊娠。臨月となる同11月まで、膳場アナは勤め上げ、同12月に出産。翌16年2月に産休、育休から復帰を果たしたが、高額ギャラがネックになっていたこともあり、同3月で降板となった例もある。

 同局アナウンス部内では、同番組がOGの雨宮塔子アナを切ってまでして、フリーの小川アナを起用したことに対して、不満が渦巻いているという。

現実として、小川アナに代わっても視聴率は特段上がっていない実状もある。もはや「誰がMCをやっても一緒」との雰囲気も流れており、経費面を考慮すれば、小川アナの後任にはギャラが発生しない、局アナを当てた方が無難なのかもしれない。

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