TKO・木下隆行

 後輩へのパワハラ行為などが報じられ、所属する松竹芸能を退社することになったお笑いコンビ・TKOの木下隆行。7日、京都ローカルの情報番組で相方の木本武宏は改めてコンビ解散を否定した。

 今後はコンビそれぞれの所属先が異なる形で活動することになるが、お笑い関係者は「実質的には、やれても年に1回、ライブをやれたらいい方で、基本的にはピンでの活動をせざるを得ない状況になるでしょうね」と話す。

「辞めた芸人のマネージメントするなんて、通常はあり得ませんから。実質クビと言われている中、木本にも『コンビ活動は控えろ』という話は、松竹芸能側からされているでしょうね」(同)という。

 今後、気になるのはフリーで活動予定の木下が芸人で食っていけるのかという点だろう。現在はアパレルブランド運営などサイドビジネスもしている木下だが、「芸人が多い、業界大手の吉本興業と違って松竹芸能がキャスティングする番組なんて、たかがしれている。となれば、業界から干されたという図式にはならないのでは」(スポーツ紙記者)という見方もある。

 一方で、木下のケースは過去の関西系芸人による不祥事を思い出させるとの声も。

「番組スタッフに対しても横柄な態度で接していたら、かつて逮捕されて謹慎したメッセンジャー・黒田有のように周りはスッと引いて誰も起用しなくなる。いずれにしろ木下の芸人人生は前途多難です」(前出・記者)

 これまで役者として一定の仕事があった木下。本人もプライベートでは若手俳優やドラマ関係者と飲み歩くなど、交流範囲が広かったことを吹聴していた。今後はお笑い以外でどれだけ仕事にありつけるか見ものだ。